警報級の大雪に警戒を 「北陸特有ずっしりとした雪」 倒壊家屋など注意|TBS NEWS DIG
能登半島地震の発生から23日目。被災地はこの冬一番の寒気の影響で、このあと大雪の可能性があります。雪の重みによる建物の倒壊なども懸念されます。石川県輪島市から中継です。
輪島市は、けさから雪が降ったり止んだりを繰り返していて、一時的に勢いが強まることもあります。
こちらでは多くの住宅が倒壊していて、県の応急危険度判定で、立ち入りが「危険」とされる赤い紙が貼られています。見るからに全壊という家だけでなく、少し傾いた家や、一見、被害がないように見える家も含まれ、地域の住民は「ずっしりとした北陸特有の雪がのしかかったら絶対に倒れる」と不安そうな表情を見せていました。
輪島市や珠洲市など奥能登の4つの市と町では、除雪車あわせて95台態勢で今後に備えます。
気になる雪の情報です。気象台によりますと、この冬一番の強い寒気が流れ込み、今夜遅くからあさってにかけて平地でも大雪となる見込みです。あす午後6時までの24時間に降る雪の量は、多い所で能登の平地で30センチ、山地で50センチの予想です。
この雪に追い打ちをかけるのが、広い範囲での断水です。道路の雪を溶かす消雪装置が機能しないことに加え、道路事情が悪いことで、除雪車の稼働にも支障が出ることが懸念されます。
また、ようやく断水が解消された家庭でも、厳しい寒さによる水道管の破裂などに注意してください。
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