山上被告が心境「次回以降出席するか考える」不審物騒ぎで公判前整理手続き中止 首相銃撃事件
安倍元首相を殺害した罪などに問われている山上徹也被告の公判前整理手続きが不審物騒ぎにより中止になったことについて、山上被告本人が、「自分が出席するということで騒ぎになった。次回以降出席するかどうかは考えてみたい」と話していることが、22日関係者への取材で分かりました。
山上徹也被告は去年7月、奈良市で演説中の安倍元首相を銃撃し殺害したとして殺人や銃刀法違反などの罪に問われています。今月12日には奈良地裁で本人出席のもと山上被告の公判前整理手続きが行われる予定でしたが、不審な段ボール箱が届いたことから、急遽中止になりました。
段ボール箱を警察が調べたところ、中身は危険物ではなく書類でした。東京都内から送られ、差出人は読売テレビの取材に対し、山上被告の刑を軽くするようインターネット上で集めた約1万3000人分の署名を送ったと明かしました。
この騒ぎによって、公判前整理手続きが中止になったことについて、山上被告本人が「自分が出席するということで騒ぎになった。次回以降出席するかどうかは考えてみたい」と話していることが、22日、関係者への取材でわかりました。
山上被告は、拘置所では本や新聞、雑誌などを読んで過ごしているということです。
また関係者によりますと、中止された公判前整理手続きの日程はまだ決まっておらず、初公判は来年以降になる見通しだということです。
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