「また人を殺すつもりだった」82歳男性殺害か 逮捕の自衛官 京都から東京へ370km移動(2023年12月11日)
京都市東山区で82歳の男性が殺害された事件で、逮捕された自衛官の男が「逮捕されていなければ、また人を殺すつもりだった」という趣旨の供述をしていることが分かりました。
■被害男性(82)との接点は?
その身柄が京都地検に送られた21歳の陸上自衛官・水島千翔容疑者。3日、京都市内のマンションの踊り場付近で住人の岡田好次郎さんの背中を刃物で刺すなどして殺害した疑いが持たれています。
水島容疑者の供述(趣旨):「被害者とは面識はなかった。誰でもよかった。逮捕されていなければ、また人を殺すつもりだった」
水島容疑者は容疑を認めるも、事件当日から逮捕に至るまでの過程は謎に満ちたものでした。
■京都から東京へ370キロ移動
その1つは事件が起こった場所。3日朝、京都府内の「祝園分屯地」を出たまま行方が分からなくなっていた水島容疑者。その日の午後8時前、男性を殺害したとされますが、現場は分屯地から北へおよそ30キロにある場所でした。
また、逮捕された場所は現場からおよそ370キロ離れた東京・新橋。水島容疑者は新橋の宿泊施設を出たところを京都府警の捜査員によって確保されました。その際、リュックの中から凶器と思われる包丁1本が発見されていました。
分屯地からおよそ30キロ離れた殺害現場、そしてなぜ、東京に向かったのかについても謎で、現在捜査中です。
■動機は? 刃物で背中を複数回
さらに、最大の謎はその動機です。凶器は刃渡り十数センチの刃物とみられ、被害者は複数回刺されるという深い恨みがあったかのような方法で殺害されました。
しかし、現時点で2人の接点は見つかっておらず、容疑者の言う「誰でもよかった」犯行なのか、今後の捜査の進展が待たれます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く