旧統一教会信者ら 鈴木エイト氏を提訴 SNS投稿で“名誉毀損”…会見で自ら質問も(2023年10月5日)

旧統一教会信者ら 鈴木エイト氏を提訴 SNS投稿で“名誉毀損”…会見で自ら質問も(2023年10月5日)

旧統一教会信者ら 鈴木エイト氏を提訴 SNS投稿で“名誉毀損”…会見で自ら質問も(2023年10月5日)

 4日、旧統一教会の信者らがジャーナリストの鈴木エイト氏を提訴しました。その後の会見では、訴えられたエイト氏自ら出席して質問する、異例の展開となりました。

■UPF 安倍元総理へ報酬支払いは事実無根

 4日午前10時半すぎに都内で始まった会見。そのおよそ3分前に現れたのは、エイト氏本人でした。

 原告代理人 徳永信一弁護士:「ジャーナリストの鈴木エイトさんを被告とした、名誉毀損の損害賠償請求事件。これについての記者会見を始めさせていただきます」

 エイト氏を提訴したのは、旧統一教会の関連団体UPF=天宙平和連合と旧統一教会の信者である後藤徹さん(仮名・59)です。

 UPFが問題視するのは、2021年9月に開いた国際会議にトランプ元大統領と安倍晋三元総理大臣がビデオメッセージを寄せたことに対してのエイト氏のSNSへの投稿です。

 エイト氏のSNS投稿:「ドナルド・トランプ前米大統領に1億、安倍晋三前首相(当時)に5千万との内部情報。安倍晋三はトランプの半額ということだった」

 安倍元総理への報酬支払いは事実無根だと訴えたUPF。しかし、この提訴をきっかけに“ある事実”が明らかになりました。

■1100万円の損害賠償 SNS投稿の削除要求

 旧統一教会側がエイト氏を訴えた会見。エイト氏がSNSで、安倍元総理に5000万円の報酬が支払われたと投稿したことなどについて、事実無根だとして1100万円の損害賠償を求めています。

 UPFの訴状から:「トランプ氏に1億円支払ったのは事実。安倍元総理及び関連団体に対して報酬の支払いを打診したことも支払われたこともない」

 旧統一教会の信者である後藤さんは、31歳から44歳までマンションに監禁され、家族などから脱会を強要されたといいます。

 後藤さん:「それに対しまして、鈴木エイトさんは(メディアで)『引きこもり』というふうに発言されました」

 後藤さんは名誉毀損で1100万円の損害賠償を求め、SNSへの投稿の削除を要求しています。

■エイト氏「負ける要素は1ミリもない」

 会見の中では、訴えられたエイト氏から質問する場面もありました。

 エイト氏:「統一教会から(後藤さん側に)報酬が支払われるんですか?」

 徳永弁護士:「追加的な情報ですが、エイトさんに対しては、UPFの方からきょう提訴なされました」

 質問に対する答えは、ありませんでした。会見後、エイト氏は次のように話しました。

 エイト氏:「正直、よく分からないですね。よくこんなもので訴訟を起こしたなというのが正直な感想なので。こちら側もきっちり理論武装して、応じたいと思います。負ける要素はこれ(訴状)を見る限り、1ミリもないかなという感じ」

 旧統一教会を巡っては、文部科学省は12日にも宗教法人審議会を開き、解散命令の請求を判断する見通しです。

(「グッド!モーニング」2023年10月5日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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