寒暖差で不調訴える人相次ぐ 自律神経に乱れ“首の凝り”も(2023年9月26日)

寒暖差で不調訴える人相次ぐ 自律神経に乱れ“首の凝り”も(2023年9月26日)

寒暖差で不調訴える人相次ぐ 自律神経に乱れ“首の凝り”も(2023年9月26日)

 25日、関東では5℃未満まで冷え込んだ一方で、26日は30℃以上の真夏日となるなど気温の差が激しくなっています。こうしたなか「寒暖差疲労」によって体調の悪化を訴える人が相次いでいます。

■全国最低は長野7.4℃ 冬の足音

 山間の村は一気に冬へ向かっています。

 南牧村役場 総務課 広田景一さん:「もう半袖ではいられない。急にです。先週まではこんなことなかった」

 26日、全国で最も寒くなったのは長野県南牧村です。最低気温が7.4℃となった村には“日本一標高の高い”JRの駅もあります。標高1000メートルを超える野辺山は日本でも有数の“星空がきれいに見える”スポットでもあります。暖房を入れ始めたところもあり、冬の足音が聞こえ始めています。

 南牧村役場 総務課 広田景一さん:「お年寄りがいる家は(暖房を)付けている。普通に寝ていて窓を閉めていても冷えてくるのを体感できる」

 長野とは逆に暑さが戻った地域もあります。暑さが戻った秋田ではそのせいかは分かりませんが、桜が咲き始めていました。

 発見した人:「見たことない。初めて見て本当にびっくりしている」

■東京で“残暑復活”献立に変化も

 25日は肌寒さも感じた東京。26日は真夏日一歩手前まで気温が上がり、残暑が戻ったような空です。商店街もジグザグ天気に振り回されています。板橋区にあるハッピーロード大山商店街。産地直送の野菜を置く店も。

 とれたて村 スタッフ:「きのうはネギが動いた。仕入れた半分は売れた。鍋などに使っているのでは」「(Q.きょうは暑いがネギの売れ行きは?)きょうはまだ出ていない」

 生鮮食品も多く、人出にも影響する暑さはこりごりです。

 とれたて村 スタッフ:「暑いと日中出てこられない客もきのうは日中も大勢出ていた。野菜の傷みもないので涼しくなってほしい」
 
 都電の駅ホームにある甘味処は“残暑大歓迎”です。天然氷を使用した昔懐かしいかき氷が人気です。

 かき氷を注文した人:「きのうだったら絶対食べてない。きょうは夏に戻った感じ」

 甘味処 いっぷく亭 神宮隆久さん:「(きのうは)ホットコーヒーが出た。きょうは暑くなってくれたお陰でかき氷やアイスコーヒー、冷たい物が出る」

■富士山の麓にコスモス&ひまわり

 この時期しか見ることのない絶景もあります。富士を臨む山中湖にある公園。4月はネモフィラ、6月はキカラシで黄色く染まり、四季折々の表情を見せます。今見られるのが秋の花「コスモス」です。オレンジや薄紫の花が富士の麓を彩ります。

 赤と黄色の鮮やかなコントラストが映えるヒャクニチソウ。さらに夏の花ひまわりも季節が夏に戻ったような風景を描き出しています。遅咲きのため10月初旬まで見ることができます。26日の気温は24.5℃。心地いい秋風が花畑を通り抜けます。

 名古屋から来た人:「めちゃめちゃきれいでびっくりしています。このロケーションが」
 ツアーで訪れた人:「やっと涼しくなったんで。意外と暑いですね、でも今」「(Q.この後何を?)シャインマスカット食べ放題に」

 鮮やかな花に妻の笑顔が彩りを添えます。

 新婚旅行で訪れた人:「すごく幸せ。妻が花がとても好きなので一緒に妻の笑顔も見られて幸せです」

 広大な自然を誇るモンゴルから来た観光客も日本の四季を称賛します。

 モンゴルから来た人:「すごくワクワクするわね。富士山が見えて最高の一日になったわ」

 コスモスは10月中旬までが見頃です。

■自律神経に乱れ“首の凝り”も

 夏から秋へ。季節の変わり目は体調を崩す人が後を絶ちません。誰にでも起こりうる秋の不調。その原因は首の凝りにあるかもしれません。

 26日の東京都心の寒暖差は9.5℃。直近10日間の平均気温差も7℃以上となっています。異常な暑さの夏から寒暖差の秋へ。季節の変わり目で人の「体」にも異変が起きています。

 港区にある東京脳神経センター。様々な不調を訴える患者が続々と訪れていました。

 神奈川から来た人(60代):「季節の変わり目には頭が少しぼーっとする」
 神奈川から来た人(40代):「肩の凝りと首の痛みから来る頭痛だとか目の疲れ。気候の影響はあるなと実感した」

 わざわざ新幹線で福島県から来たという50代の男性は。

 福島から来た人(50代):「頭痛が始まるのが分かる。肩とか首筋あたりがザワザワしてくると頭痛が始まって、2時間くらい寝込んじゃったり」

 男性は板金塗装の会社の社長。パソコンに向かう日々だといいます。検査の結果、男性の首の骨にある異常が見つかりました。通常、首の骨は弓なりに反っていて、カーブがクッションとなり頭の重さを分散しています。ところが、50代男性は首の骨が真っ直ぐでストレートネックと呼ばれる状態です。ストレートネックに限らず、首が凝ると首の後ろに集まる自律神経の働きが妨げられ、体の様々な場所に不調をきたすといいます。

 東京脳神経センター 松井孝嘉理事長:「特に季節の変わり目で気圧と気温の変動がこういう症状を強くする」

 この首の凝り。どのように対処すれば良いのでしょうか。その答えが医師の首元に。ネックウォーマーです。

 東京脳神経センター 松井孝嘉理事長:「私は365日ずっと付けっぱなしで首を冷やさないことが非常に大事」

 さらに、首を休ませる体操も効果的です。

 東京脳神経センター 松井孝嘉理事長:「15分に1回、首を後ろに倒して背もたれのある椅子に座って、天井を見るくらいまで(首を)倒して、ゆっくり30秒数える。筋肉を休ませてやることが一番大事な筋肉の使い方」 
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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