コロナ類型見直し 専門家が見解案「段階的移行を」(2022年12月29日)
新型コロナの感染症法上の位置付けを季節性インフルエンザ並みの「5類」などに見直すことについて、厚生労働省の専門家会議のメンバーらが「必要な準備を進めながら段階的に移行すべき」などとする見解案をまとめました。
見解案では感染者が重症化したり死亡したりする割合が徐々に低下しているものの、季節性インフルエンザと同じような対応ができるようになるにはもうしばらく時間が掛かるとしています。
感染症法上の位置付けを変更した場合、患者が急増しても行政が医療機関を確保したり入院調整を行ったりする法的根拠がなくなり、必要な入院治療ができなくなる可能性があるとしています。
また、治療費の自己負担が発生することにより感染者が検査や診察を受けられない可能性もあると指摘しています。
そのうえで、今後は「必要な準備を進めながら段階的に移行していくことが求められる」と提言しています。
見解案については今後も議論を続け、年明けにも公表される見通しです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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