「助けて神様!」迫る銃声の中・・・ロシア軍ブチャ侵攻 ※動画視聴の際はご注意ください(2022年4月5日)

「助けて神様!」迫る銃声の中・・・ロシア軍ブチャ侵攻 ※動画視聴の際はご注意ください(2022年4月5日)

「助けて神様!」迫る銃声の中・・・ロシア軍ブチャ侵攻 ※動画視聴の際はご注意ください(2022年4月5日)

 世界に衝撃を与えたブチャの虐殺。現地で何が起こっていたのか、その詳細が分かってきました。

 ブチャ出身のジャーナリスト、イェヴゲン・キジロウさん(46):「私にとってはこの話はきのう世界で報道された時から始まったのではなく1カ月前、父が殺された時から始まっています」

 父を殺害されたキジロウさんはブチャ出身で、現在はキーウで記者をしています。大勢の遺体が見つかった、あの通りの近くに実家があります。

 ブチャ出身のジャーナリスト、イェヴゲン・キジロウさん:「私はその通りで育ちました。3月4日にロシア軍がブチャに入った直後に両親と連絡を取りました」

 一度は、連絡を取ったキジロフさん・・・。

 ブチャ出身のジャーナリスト、イェヴゲン・キジロウさん:「その日にロシア軍が実家の敷地に入ってきました。そして、父の頭を撃って殺しました。3月4日です」

 ロシア軍は街に入ってきたその日にキジロウさんの実家で父・ヴァレリィさんを理由もなく銃殺。母・ルードミラさんは地下に閉じ込められました。

 ブチャ出身のジャーナリスト、イェヴゲン・キジロウさん:「母によると、ロシア軍は私の実家に指令本部のようなものを作りました。ロシア兵が通信している声が(地下室まで)聞こえたそうです」

 近くの防空壕(ごう)では、ロシア軍が街に入ってきた生々しい緊迫の音声をキジロウさんの友人が録音していました。

 女性:「アンドリューシャ(子ども)伏せていて!」

 女性:「神に祈りましょう」

 地下で怯える住民たち。銃声が段々と近付くと恐怖から小声に・・・。

 ロシア軍は、その後も実家に居座ったため父・ヴァレリイさんの遺体は、そのまま敷地内に放置されていたそうです。

 近くに住むキジロフさんの姉妹が母・ルードミラさんの救出のため、実家にたどり着いたのは数日後。

 ブチャ出身のジャーナリスト、イェヴゲン・キジロウさん:「ロシア軍から母を連れ出す許可が出ましたが、その時通りはもう遺体だらけだったそうです。年配の人よりも若者を殺害していました。自分たちにとって脅威になり得る人です。『遊び』だった可能性も排除できません。スナイパーたちは訓練をしていたようでした。自転車で走っていた住民や歩いている住民をただ殺していました」

 かつて同じ国だった仲間が、なぜ虐殺をとキジロフさんは憤りを隠せません。

 ブチャ出身のジャーナリスト、イェヴゲン・キジロウさん:「非常に残酷です。ロシアのプロパガンダと嘘は彼らの現実を認識する能力を歪曲して、世界で何が起きているか全く分かっていない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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