危険な暴風雪「帰るのが不安」今季“最強寒気”襲来…各地大荒れ 雪で視界不良に(2022年12月14日)

危険な暴風雪「帰るのが不安」今季“最強寒気”襲来…各地大荒れ 雪で視界不良に(2022年12月14日)

危険な暴風雪「帰るのが不安」今季“最強寒気”襲来…各地大荒れ 雪で視界不良に(2022年12月14日)

14日は、今季最強の寒気が、日本列島の広い範囲を覆い、北日本などで大荒れの天気となりました。

石川県輪島市の海岸。滝の水が、上に舞うほどの強風が吹き荒れました。

波打ち際には、岩に波が激しく打ち付けられたときにできる『波の花』が大量に発生。輪島市では、最大瞬間風速30.4メートルを観測しました。

山形県中央部の西川町では、横殴りの雪となりました。

灯油配達中の男性:(Q.山形の人でもこの雪は驚く?)そうですね。だいぶびっくりしています。平地降ってないのに(西川町)大井沢に来るとこんなに。別世界なんで、ちょっとびびりますね。(Q.ホワイトアウトの時どう感じた?)もう止まろうかなと思うくらいでしたね。だいぶ怖いですね。いつ対向車来るとか分からないんで、ずっとライトつけて走ってました。

旅館を営んでいる男性に話を聞くと、今年は雪の降り始めが遅かったといいます。

旅館を経営・佐藤耕ニさん(68):今年は10日ぐらい(雪が降るのが)遅かった。(1日)7~8回くらい雪下ろすから、それが大変だね。

室内の暖房は、灯油がメイン。コタツも出していますが、スイッチは入れていません。

佐藤耕ニさん:どこでもやっているけど、ストーブから直接コタツに持ってきてね。だから電気はいらないわけだ。ストーブの熱でコタツを温めている。(Q>ちょっと節電にもなる?)節電にもなるけど、多いんじゃないか最近。コタツよりもぐっと温かい。

隣の福島県では、雪によるスリップ事故が起きました。

軽トラックが雪でスリップして、橋の欄干にぶつかり、その後、反対車線の乗用車に衝突したということです。けが人は、いませんでした。

軽トラック運転手:スピードはそんなに出してなかった。40~50キロ以下だと思う。わだちかどこかにハンドルをとられて…。

北海道の日本海側でも暴風雪となり、留萌市では午後9時現在、最大瞬間風速25.1メートルを記録しました。

石狩市にある道の駅の駐車場は、ほとんど視界がない状態に…。

道の駅『あいろーど厚田』秋井卓也駅長:今年になって初めての嵐。ここは海水を含んだ雪が降るので、結構重たいです。

トラック運転手:雪がひどいので帰れるか不安…。通行止めになったら泊まるしかない。

待機していた、市が運営するスクールバス。この天気に、下校が30分早まりました。

スクールバス運転手・佐藤豊さん(58):(Q.今年こんなに早まることはあった?)いや、今年初めてなんですよね。14日は風も強いし、雪もついているから、ちょっとやばいかなって。前が見えない時がありますから。そこに車がいないのを祈るだけですよね。

11人の児童や生徒を送り届けるため、慎重にバスを走らせます。

中学2年・角田依久実さん(13):本当にすごい。あまり厚田でも見なくて、私の学校生活の中では、30分早く下校するというのは初めて。でもこの景色だし、天気も天気なので仕方ないのかなと。

冬の嵐となった北日本に対し、関東は日差しに恵まれ、東京では、最高気温が15度を超えました。

しかし一転、日没後は気温が急降下しています。

関東では、ふたご座流星群の観測に絶好の天気となりました。

茨城県の高原にある宿泊施設『プラトーさとみ』では、14日夜がピークとなる流れ星を楽しもうと、厳重に防寒対策をした人が、夜空を見上げていました。

男性:かなり寒いです。暖かい格好を中に着込んできたのと、ホットコーヒーも持ってきて、万全の対策で来ています。

女性:電熱が入ってるマフラーをして(中には)4枚、下も2枚はいて、暖かい靴下・ブーツをはいてきました。流星群のためなら、この寒さも全然苦じゃない。

子ども:下の方はあんまり見えなかったけど、綺麗に見えた。3倍は良く見えた。そこら中、星だらけだった。

一方、北日本では、日が暮れてから、ますます荒れた天気に。北海道の日本海側では、暴風雪警報が継続中です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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