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英語スピーキングテスト 受験できない生徒への対応で専門家が問題点指摘(2022年10月31日)
11月に行われる都立高校入試に導入される英語のスピーキングテストを巡り、テストを受験できなかった生徒に対する得点の与え方に問題があるとして、専門家が会見しました。
英語のスピーキングテストは11月27日に行われ、2月の入学試験と合算して合否が判定されます。
東京都教育委員会は、都外の中学校に通っていて都立高校の受験を希望する生徒や、体調不良などで受験できなかった生徒に対しては、来年2月に行われる英語の筆記試験で同じ得点だった生徒らのスピーキングテストの得点の平均点を付与するとしています。
しかし、専門家は筆記試験の得点からスピーキングテストの得点を算出するための相関関係が明らかにされていないのに、平均点を付与するのは問題だと指摘しています。
「入試改革を考える会」・大内裕和代表:「英語学力検査の点数からESAT-J(英語スピーキングテスト)の得点を推察すると言っても、その推察する根拠となるデータがないということです。この状態で果たして入学試験に活用するのかということが問われているし、大きな問題だと考えています」
保護者らからも、平均点が付与され損をする生徒もいれば、得をする生徒も出てきて不公平が生じるとして見直しを求める声が相次いでいます。
受験生の保護者・岡田尚子さん:「受験としては本当にすごくその1点1点を気にして考えてきているので、やっぱり自分の受験をめちゃくちゃにしないでほしいっていうのが当事者の声なので、やっぱりそこをきちっと立ち止まるべきことは大人の責任だというふうに思います」
これに対し、都教委は「入試の構造に問題はない」として、予定通り11月27日にスピーキングテストを実施する方針です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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