【ニュースの「その後」】脱走の常習犯“かっぴー”に意外な素質(2022年1月10日)
ニュースの「その後」を追跡しました。脱走の常習犯が意外な素質を見出されています。
神奈川県平塚市の公園内にある「ふれあい動物園」。ここに2年近くもお客さんの目に触れていない動物がいます。
体長約1メートルのカピバラです。通称「かっぴー」。
ふれあい動物園飼育係長・大越知美さん(52):「カメラマンさんがいて、この空間で食べているのは画期的」
とても臆病なかっぴー君。実は“ある事件”がきっかけで、この動物園にやってきました。
突如として河川敷に現れたかっぴー君。飼い主の元から逃げ出して数カ月間、行方知れずになっていたのです。
この様子がニュースで話題となり、“かっぴー”と呼ばれるようになりました。
かっぴー君の捕獲を依頼された獣医師の中山和也さん(80)は・・・。
中山獣医科医院・中山和也さん:「こんなに大きいでしょ。(ロープ)をきちっと首に掛けて、それでひっぱり出して。ここまで来て『いいよ』と言うのと同時に皆でワーっと引いた」
大人4人掛かりで2時間以上もかけて捕まえたといいます。
中山獣医科医院・中山和也さん:「半年間、逃げ回っていた子でしょ。ですから、やっぱり人間に対する恐怖心もあったと思う」
その後、半年ぶりに飼い主へ返されたものの・・・。
ふれあい動物園飼育係長・大越知美さん:「『飼いきれない』ということで、引き取ることになった」
ところが、来園初日にいきなりトラブルが・・・。
ふれあい動物園飼育係長・大越知美さん:「柵を跳び越えて逃げられてしまいました」
高さ1メートルほどの柵を飛び越えて逃走したのです。
カピバラって意外と身軽なんですね。
ふれあい動物園飼育係長・大越知美さん:「休園日で良かった」
半年間逃げ回り、警戒心が強くなったとみられるかっぴー君。
飼育員さんたちは2年間、温かく見守り続けてきました。
すると、最近ではこんな姿を・・・。
ふれあい動物園飼育係長・大越知美さん:「少しずつですけども、人にも慣れてはきているので、ぜひともスターになって頂いて動物園のスターで頑張ってもらいたいな」
かっぴー君は3月にお披露目の予定。元気な姿が見られるかもしれません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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