宮城・松島町と大崎市の一部に「緊急安全確保」(2022年7月16日)
宮城県では記録的な大雨となり、災害の危険性が高まっています。最高の警戒レベル5に相当する「緊急安全確保」が出ている地域もあります。
宮城県大崎市名蓋川の映像です。猛烈な雨により宮城・大崎市は市内を流れる名蓋川が決壊したため、16日午前6時30分、古川矢目地区の62世帯176人に最高の警戒レベル5に相当する「緊急安全確保」を出しました。
大崎市は、命を守るための最善の行動を取るよう呼び掛けています。
大崎市の古川では、午前10時半までの12時間の雨量が観測史上最大となる208ミリに達しました。
宮城県松島町では、町内の全域に警戒レベル5の「緊急安全確保」が出されています。
被害の情報です。松島町によりますと、町内では14カ所で土砂崩れが起き、町道が片側通行になるなど交通に影響が出ています。
また、JR松島駅前など町内の各地で大規模な冠水が起きています。床上・床下浸水の報告が多数、寄せられているということです。
仙台駅前の様子です。カメラに雨粒が付いているのが分かります。また、現在、雨は小康状態に見えますが、今後も警戒を続けて下さい。
仙台市は大雨により土砂災害が発生する恐れが高まったため、午前8時10分に仙台市の青葉区、宮城野区、泉区に警戒レベル4の「避難指示」を出しました。
対象地域の方は、避難所や安全な場所にある親戚・知人宅などへただちに避難するよう呼び掛けています。
大雨の影響で宮城県内では大崎市や登米市などの河川、合わせて7カ所で氾濫の危険が高まっています。
記録的な大雨となった宮城県は、雨が止んでも広い範囲で土砂災害の警戒が必要です。
東北地方では16日日中、雨は小康状態となる見込みです。しかし、夜遅くから17日朝にかけて再び大雨となる恐れがあります。
すでに地盤が緩んでいたり、川が増水したりしているため、厳重な警戒が必要です。引き続きご注意下さい。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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