「BA.5」肺で増殖か 「BA.2」の18.3倍 病原性も高い可能性 東大医科研(2022年7月11日)
国内で置き換わりが進む新型コロナ・オミクロン株の亜種「BA.5」について、これまで主流だった「BA.2」よりも、「ウイルスが肺で増えやすい」可能性があることが最新の研究で分かりました。
東京大学医科学研究所の佐藤佳教授らがヒトの肺の細胞を使って実験をしたところ、オミクロン株の「BA.5」は、「BA.2」と比べてウイルスが18.3倍増えていたことが分かりました。
オミクロン株は気管で増殖し、重症化しにくいとされてきましたが、「BA.5」では、肺でも増えやすい可能性があるとしています。
東京大学医科学研究所・佐藤佳教授:「『BA.5』はデルタ株が持っていたL452Rという特徴的な変異を持っている。デルタ株が持っていたような肺で増えやすい特性を獲得したオミクロン株」
ハムスターを使った実験でも同様に肺でウイルスが増えたといいます。
佐藤教授は、「免疫を持たない動物での実験なので、ヒトで同じことが起きるかは分からない」としつつも、「感染力に加えて病原性も高い可能性がある」としています。
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