斉藤容疑者、警察踏み込んだ際に10分間抵抗…複数の鈍器押収される　当時の状況徐々に明らかに　埼玉・飯能市3人殺害｜TBS NEWS DIG

斉藤容疑者、警察踏み込んだ際に10分間抵抗…複数の鈍器押収される　当時の状況徐々に明らかに　埼玉・飯能市3人殺害｜TBS NEWS DIG

クリスマスの朝、閑静な住宅街で凶悪事件が起きました。

近所の住民
「ギャーギャーって聞こえて、すごい悲痛。すごい悲鳴でした」

埼玉県飯能市で家族3人が遺体で見つかった事件。当時の状況が徐々に分かってきました。

周辺住民から通報
「庭先で男性が口論している」
「2階から火が出ている」

きのう、埼玉県飯能市で一家3人が遺体で見つかった事件で、警察は先ほど、3人の身元について、ビショップ・ウィリアム・ロスジュニアさん（69）、妻の森田泉さん（68）娘の森田ソフィアナ恵さん（32）だと発表しました。

いずれも、頭や顔を中心に鈍器で執拗に殴られたような痕があったといいます。

被害者3人を知る人
「夫婦一緒に散歩したり、娘さんも一緒に散歩しているのを見たり、すごく仲のいい家族だった」

記者
「午後10時半です。男を乗せた車が飯能警察署に入ります」

警察は、殺人未遂の疑いで、近くに住む無職の斉藤淳容疑者（40）を逮捕。取り調べに対し「言いたくない」と述べ、供述を拒んでいるといいます。

幼少期の斉藤容疑者を知る人
「明るくて人気者でサッカーは上手だし、頭は良いし、曲がった所がある子ではなかった」

斉藤容疑者はすぐに現場から離れたとみられますが、警察はその逃走経路を明らかにするため、血液に反応する特殊な薬剤を撒き、路上に残された血痕を調べるなどしていました。

さらに、逮捕直前の様子も新たに分かりました。

警察が斉藤容疑者の家に踏み込んだ際、2階の部屋に閉じ篭っていましたが、捜査員が扉を押して開けようとしても開かず、扉の前には物が置かれ、外から開かないよう、およそ10分間も抵抗していたといいます。

さらに、自宅から複数の鈍器が押収されたことが分かりました。いずれも血は付いておらず、証拠隠滅を図るため血をぬぐった可能性もあるとみられ、警察は、斉藤容疑者が犯行に及んだ動機などを追及しています。

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