惨状のマリウポリに両親が 隣国で待つボランティア女性(2022年3月15日)

惨状のマリウポリに両親が 隣国で待つボランティア女性(2022年3月15日)

惨状のマリウポリに両親が 隣国で待つボランティア女性(2022年3月15日)

 兵庫県神戸市にあるダンススタジオでインストラクターをしているアナスタシアさん(28)。両親はロシア軍に包囲されたマリウポリにいて、マンションの地下室で避難生活を送っていると知人を通じて聞いていますが、今月上旬から連絡が取れていません。

 両親がマリウポリにいるアナスタシアさん:「マリウポリでは食料、水、ガス、電気もありません。想像がつかない生活をしています。人道回廊は毎日、失敗しています」

 支援物資の搬入や住民が避難するルート「人道回廊」は、マリウポリで何度も設置されましたが、戦闘がやまず、なかなか機能していません。アナスタシアさんは現在、ポーランドで両親が避難してくることを待ちながら、ウクライナに支援物資を送るボランティアをしています。

 両親がマリウポリにいるアナスタシアさん:「子どもや赤ちゃんのための食料が必要です。ウクライナはまだ寒くて雪が降っています。カイロだけでも、とても役に立つ支援物資になります。何度も地震で被災した経験を持つ日本人であれば、今どんな物資が必要なのか分かると思います」

 「支援物資もボランティアも足りない」と話すアナスタシアさん。日本からの大切な物資がきちんとウクライナに届くようにしてほしいとも話しています。

 この取材翌日の14日、マリウポリでは初めて人道回廊が設置され、160台以上の車が避難しましたが、まだ多くの市民が残されたままとみられています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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