米ペンス前副大統領 大統領選から撤退を表明(2023年10月29日)
来年のアメリカ大統領選挙に立候補を表明していた共和党のペンス前副大統領が撤退を表明しました。共和党の主要候補による撤退は初めてです。
ペンス前副大統領：「聖書には『天の下の出来事にはすべて定められた時がある』と教えている。この半年間、全米を旅して、今は私の時ではないことがはっきりした」
ペンス氏は28日、ネバダ州で演説し、来年の大統領選挙に向けた共和党の候補指名レースから撤退すると述べました。
ペンス氏はトランプ政権で副大統領を務め、キリスト教右派である福音派の熱心な信者として、保守的な政治姿勢で知られています。
かつての上司であるトランプ氏に挑戦したものの共和党内での支持が広がらず、指名レースからの撤退に追い込まれた格好です。
アメリカの政治分析サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によりますと、24日時点で共和党内での支持率はトランプ前大統領が59.1％と圧倒し、フロリダ州知事のデサンティス氏が12.6％で追っていますが、ペンス氏は3.5％と5位にとどまっています。
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