ウクライナから避難250万人超・・・日本国内で受け入れ準備が加速(2022年3月12日)

ウクライナから避難250万人超・・・日本国内で受け入れ準備が加速(2022年3月12日)

ウクライナから避難250万人超・・・日本国内で受け入れ準備が加速(2022年3月12日)

今週、人道支援のため、ウクライナの隣国、モルドバに到着したのは、NGO団体ピースウィンズ・ジャパンです。

ピースウィンズ・ジャパン 松澤礼奈さん
「夕方で体感温度マイナス6度だったんですけども、バスを待っている方、自分たちの家族、まだ他のメンバーが今日渡れていないから国境近くに留まっている方。そういった方も少なからずいますね」
モルドバへの避難民は29万人を超え、避難所へと向かう無料バスの前には、順番を待つ多くの人の姿がありました。
息子と避難してきた人
「私の町だけではなく、周囲の町はほぼ毎日攻撃されていました。(モルドバには)親戚や知り合いは、一人もいません。誰もいないんです。まずは仕事を見つけないと」

Q.将来の夢は?
避難してきた子ども
「戦争が終わってほしい。アイアンマンになりたい!アイアンマンになったら、世界を救うよ!」
しかし、避難先のモルドバには、さらなる不安が広がっています。

ピースウィンズ・ジャパン 松澤礼奈さん
「ロシアがウクライナに対してあのような行動に出たということ、そういったことを目の当たりにして、『(モルドバにいる)自分たちに対してはどうなんだろう』そういった不安をあげている方もいました」
NGO団体には、すでに、およそ7500万円の寄付金が集まっているといいます。
ピースウィンズ・ジャパン 松澤礼奈さん
「日本の皆さんの後援をウクライナの人々に形としてきちんと届けられるように、そういった活動を行っていきたいなと思っております」

避難民の受け入れにいち早く名乗りを挙げたのは、群馬県大泉町(おおいずみまち)

仁科健吾アナウンサー
「町を歩いてみますと、お店の看板は外国語表記が多いですね。」

実は、人口4万2000人ほどの大泉町に外国人は、7821人。住民の5人に1人が外国人です。

ブラジル出身の住民
「生活もしやすいので(ウクライナ人が)来たら、ちゃんと理解してくれるので良いと思う」
避難民の受け入れについて町では・・・

大泉町 村山俊明町長
「外国の人たちを受け入れてきましたので、大泉町であれば、そういった面に関しては非常に慣れているという部分もあります」
住まいは、町営住宅10部屋程度を確保。子どもに対しては、日本語学級への編入もサポートするといいます。しかし課題も・・・

大泉町 村山俊明町長
「今大泉町にはウクライナの方は住んでおりません。やはり言語の問題が出てくると思いますので、ウクライナ国籍の方を知人で、その方とも連絡をとって協力を全面的にして頂けることになっています」

民間企業も支援に乗り出しています。こちらの運送会社では、全国に20カ所以上ある社宅のうち290室ほどの空き部屋を提供。それだけではありません。

西濃運輸名古屋東支店 木内啓介支店長
「日本語がわからなくても、荷物の仕分けなど、できる仕組みになっています」
社宅の下にある物流拠点で、荷物の仕分けなどの仕事も提供するといいます。

西濃運輸ブランド戦略部 市橋伸介部長補佐
「一つの会社だとできることは限られますけれども、多くの企業が一緒にやれば支援が広がると思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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