1000年以上の伝統行事“人命の問題”日程変更を検討へ…“危険な暑さ”で変化も(2023年7月31日)

1000年以上の伝統行事“人命の問題”日程変更を検討へ…“危険な暑さ”で変化も(2023年7月31日)

1000年以上の伝統行事“人命の問題”日程変更を検討へ…“危険な暑さ”で変化も(2023年7月31日)

命に関わる“危険な暑さ”を、どう凌いでいくか。

「夏の風物詩」として、1000年以上の歴史を誇る伝統行事でも、開催時期を見直そうとする動きが出ています。
福島県相馬地方に伝わる伝統行事『相馬野馬追』。29日から3日間の日程で行われ、その勇壮な様子から、見どころが多いのが2日目。見せ場の1つ、正午から行われた甲冑を身に着けての競馬は、人馬一体の走りが大迫力です。それを楽しむ観客席は、ほとんど日陰はありません。
大阪からの観光客:「すごいけど、暑いです」

救護テントには、熱中症とみられる人が、次々と運ばれてきました。

『相馬野馬追』は、明治以降の約150年間、7月中に行われてきましたが、騎馬武者や観客の安全のため、由緒ある伝統行事とはいえ、日程の変更が検討されています。
小高郷騎馬会・松本充弘会長(76):「人命の問題にも関わるわけですよ。健康問題はね。5月か6月の頭とか、あとは秋。どっちかで変更しなきゃダメだ」

南相馬市が、騎馬武者たちに行ったアンケートでは、53%が日程の変更に賛成していて、5月を最適とする声が、一番多いという結果でした。野馬追の執行委員会は、来月以降、複数回検討会を実施し、早ければ、再来年から日程の変更を行うということです。

猛暑によるタイムシフトは、酪農の世界でも。
静岡県富士宮市の朝霧高原にある牧場。乳牛にとって、夏の暑さは大敵です。
富士丸西牧場・佐々木剛代表:「暑いので水は飲んでいると思うけど、食べる量が減っている。エサを食べなくて乳量が下がる。もう一つは繁殖関係。牛は赤ちゃんを産まないと、お乳出ないですから。暑さで体がこたえると、妊娠しにくくなる。それもいま懸念している」

標高が800メートルほどあるので、夕方以降は、ぐっと気温が下がります。そのため、例年7月から昼間の放牧を夜間に行っているのですが、今年の暑さは、異常だといいます。
富士丸西牧場・佐々木剛代表:「今年は、暑さが早めにきたので、6月から夜間放牧に切り替えました。今までないですね、初めてです」

午後6時に放牧し、午後11時に牛舎に戻します。
富士丸西牧場・佐々木剛代表:「夜中に連れにくるけれど、みんな寝ています、涼しいので。寝て反芻(はんすう)して、なかなか帰りたがらないです」

猛暑の影響は、ラーメン店にも。
東京・調布市に、今月10日にオープンしたばかりの店。客足が絶えず、行列ができた日もありましたが、21日には、営業時間を昼から夜に変更しました。

客席のエアコンは1台のみで、今年の猛暑には太刀打ちできず、悩んだ末、午前11時からの営業を午後5時からに変更。とはいえ、夜も暑く、エアコンの増設を依頼しましたが、順番待ちの状態です。今は、ミニ扇風機で凌いでいます。
『猫と月』店主・小川美月さん:「一応、8月いっぱい見て、エアコンの工事が終わり次第、昼間、様子を見て営業したい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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