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電線に届く?衝撃の積雪 北海道留萌市で警報級大雪 ホワイトアウトも…今季最強寒気【羽鳥慎一モーニングショー】(2024年1月16日)
北海道留萌市で、ホワイトアウトが発生した。猛吹雪で、視界がほとんどきかない状態だという。
日本海側では、今シーズン一番の強い寒気の影響で「警報級の大雪」となっている。留萌市では、道路の脇に積み上げられた雪が電線にまで届きそうな高さになっているという。
■ホワイトアウト発生 立ち往生続出 死者も
北海道留萌市では15日、2メートル超えの積雪となった。
先週、観測史上最も多い81センチの降雪を記録した小樽市では、再び大雪となった。
雪に埋もれた軽トラックの車内から、男性の遺体が見つかった。
■留萌市で警報級大雪 衝撃の積雪…猛吹雪に
15日、暴風雪警報が発表された北海道留萌市。積雪は2メートル20センチを超え、今シーズン最大となった。
道路脇に積み上げられた雪は5メートルほどだろうか、電線に届きそうな高さになっていた。道路脇に積み上げられた雪は高くそびえ立ち、身長172センチのスタッフと比べると倍以上あるように見える。
こちらの住宅は1階部分が雪で覆われ、庭や玄関が見えない状態になっていた。勝手口だけは、なんとか雪かきをして出入りできるという。
82歳女性
「(Q.この雪どうですか?)今まで1番だ。こんなことないね」
「(Q.足腰とか大丈夫ですか?)腕も痛いし腰痛いし、あちこち痛くなる」
70代男性
「この吹雪は大変。きょうは天気が1日こういう感じだから、しょうがないね」
「(Q.悪天候の中でも?)(雪かきは)やらざるを得ない」
15日午前11時半の留萌市は、手元の温度計でマイナス6.1℃と肌を刺すような凍てつく寒さとなっていた。5分ほど外に出ただけで、眉毛とまつ毛にすでに雪が積もっていた。
15日、留萌市の最大瞬間風速は26メートルを超え、海は大荒れになった。沿岸部特有の吹き付ける雪が家の壁や窓に張り付き、雪かき用のスコップで削り落とす人の姿もあった。
雪の影響は、観光にも及んだ。
土産店
「お客様は出るのを控えてるのか、いらっしゃらないので。ものすごく暇な状況です」
鮮魚店
「お客さんがね、地方の人が特に来ないですよね」
「(Q.今シーズンの売り上げは?)10分の1とか、ふぶいてひどい時はね」
午後になっても吹雪は収まらなかった。中には、スタックする車もあった。
運転手の女性
「前が見えなくて、雪側に寄ってたのが分からなくて」
3人がかりで車を押すが、全く動かず、重機で引っ張ってもらうことにした。
運転手の女性
「どうもすみません。ありがとうございます」
ガソリンスタンドの人
「気を付けて」
運転手の女性
「はい」
■江別市 視界不良の国道で…トラック逆走
強風によって、横殴りの雪が吹き荒れる江別市。視界不良のなか、国道を進む車の前に現れたのは、雪で中央線の位置を間違えたのか、逆走したトラックだ。
運転手
「何やってんの、逆走だよ」
道幅ギリギリですれ違うことができたが、事故が起きかねない危険な状況だった。
同じ国道を進むと、スタックした車が止まっていた。さらにパトカーの先には、大型トラック2台が立ち往生する事態になった。
15日、暴風雪警報が発表された稚内市。駅では、ホームと同じ高さまで雪が積もり、線路が全く見えない状況で、列車は終日運休となった。
■小樽市 大雪に埋もれ…軽トラ車内から遺体
先週、48時間降雪量が観測史上最も多い81センチを記録した小樽市では、再び大雪となった。
地元住民
「観測史上最高だったんですよね、この間。それに追いうちかけているから。片付いた後に、また繰り返してということで大変」
雪に埋もれているのは、軽トラック。わずかに見えている箇所は、荷台の部分だ。
14日、住宅の敷地内に止まっていた軽トラックの車内から、死亡した状態で男性が発見された。
亡くなったのはこの家に住む男性とみて、身元の特定を急ぐとともに死因を調べている。
■青森・酸ケ湯で積雪3m超 バスも立ち往生
積雪が今シーズン最大の3メートル超えとなった青森県の酸ケ湯。屋根には、今にも落ちそうなほど分厚い雪が積もっている。
酸ケ湯温泉と八甲田ロープウェーを結ぶ道路では、立ち往生が発生。バスが除雪車に牽引(けんいん)される事態となった。
立ち往生に巻き込まれた男性
「視界がほぼ0の状況。道路がものすごく滑る。ブレーキ踏んでも止まらない状況だったので、かなり怖かった」
■新潟で高齢者救う移動スーパー 92歳も毎回利用
15日、97センチの積雪を観測した新潟県妙高市。15日の午後までに2回も除雪作業をした道の駅の人はこう話す。
道の駅あらい 保坂桂子さん
「いやービックリです、ビックリ。おとといまでは何もなかった。でも、こんなに一気に降るのはない。お客さんも誰もいない。」
移動も困難になるほどの大雪。街の人のために、活躍していたのが、山間に住む高齢者など買い物で不自由している人の元へ向かう、移動式スーパー「とくし丸」だ。
上村一さんは、魚沼市の堀之内地区全域を担当し、山間の集落などを週6日回っている。
上村さん
「ここから4WDをきかせていかないと」
15日、積雪が70センチとなった魚沼市。雪深い山道を進んでいく。
上村さん
「80代以上とか、そういう人たちが困っている。いわゆる買い物難民に近い方々が一番多い」
買い物客(73)
「ありがたいです。雪の日は町まで行くと大変だからね」
73歳の女性は週に2回、移動販売を利用しているという。
買い物客(73)
「バスも無くなったし。みんな無くなって」
「(Q.買い物する時どうする?)乗り合いタクシーで行きます。だから不自由です。車の乗らない人は特に。町まで行くと大変だから」
通常は車を1カ所に止め、近所の人がやってくるが、この地域は高齢で足腰が悪い人も多く、1軒1軒のお宅を回り、買い物を介助することもあるという。
上村さん
「よし、じゃいいよ。俺持っているわ。どうぞ」
移動販売を待っていたのは92歳の女性。この女性も、毎回利用している。
上村さん
「魚はいらねーかい?」
買い物客
「魚はいらねーな」
上村さん
「この煮物かい?はいよー」
買い物客
「町まで行かないと店がないでしょ」
「(Q.移動販売が来てくれるのは?)いいですね。外へ出ればちゃんと買える」
上村さんは大雪となった15日も、地域の人の足となり、食料品などを届ける。
買い物客(60代)
「神様。本当に助かっています」
上村さん
「ありがとうございます」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年1月16日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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