緊迫の機内…脱出までの動きを元客室乗務員と徹底検証【サタデーステーション】(2024年1月6日)

緊迫の機内…脱出までの動きを元客室乗務員と徹底検証【サタデーステーション】(2024年1月6日)

緊迫の機内…脱出までの動きを元客室乗務員と徹底検証【サタデーステーション】(2024年1月6日)

元日本航空の客室乗務員に聞く「脱出までの18分間」

高島キャスター)
日本航空で10年間客室乗務員をされ、現在は明星大学で特任教授を務める児玉桜代里さんにお話を伺います。
まずは事故があった機体についてです。

仁科アナウンサー)
日本航空のエアバスA350-900は、2019年から国内線で導入されている最新型です。全長はおよそ66メートルで海保機のおよそ2.6倍です。

高島キャスター)
そして、こちらに事故にあった飛行機を再現した模型を用意しました。座席数は369席で当日はほぼ満席で367人が乗っている状態でした。模型を使って機内で何があったのかを検証していきます。まず飛行機の非常口はご覧のように全部で8か所ありまして各非常口に1人ずつ客室乗務員が配置されているということです。これはどうして1人ずつ配置されているんでしょうか?

児玉さん)
乗務員の役割としてドア操作があります、そしてその持ち場を離れることができません。理由は乗客が勝手にドアを開けないようにするためです。

高島キャスター)
緊急時はパニック状態になる方もいらっしゃいますもんね。児玉さんがもし今回この衝突機に搭乗していたとしたら何が大変だったと思われますか?

児玉さん)
今回の事故に関しては状況が全く分からないというところが大変だなと思います。

■緊急時、機長と連絡が取れなくなった場合 客室乗務員はどう動く?

高島キャスター)
今回火災もありましたし緊急着陸もあったということですからね。そして、今回事故の全容がつかめない中、乗客が目撃したのはこちら。「機長、機長、聞こえますか?という形で、これに対して応答がなかった」ということなんですね。連絡システムが使えなくなっていたということだと思うんですが、こういった場合は客室乗務員の方はどのように対応されるんでしょうか。

児玉さん)
訓練でも電気系統が使えないという想定がありますので、そういう場合は大きな声を出したり拡声機を使ったりして情報を共有します。

高島キャスター)
これだけ縦長の飛行機ですとやはり一番前から一番後ろには声が届かないですもんね。

児玉さん)
やはり拡声機を使ってジェスチャーで駄目とかOKとか、大体OKっていうのは脱出できる、駄目っていうのは脱出できないっていう判断です。

高島キャスター)
そして、一刻の猶予もない中、どの非常口を開けるのかその緊迫のやり取りを撮影した映像を改めてご覧ください。

客室乗務員
「(非常口を)開ける場所を教えて下さい、開いてないです、R3開けません。L3ダメです。R3開けていいですか?前確認できないです」

高島キャスター)
乗客を脱出させるため、どの非常口を開けるのかという緊迫したやり取り改めてご覧いただきましたが、児玉さんR3、L3どの非常口になるんでしょうか。

児玉さん)
R3は右側の1、2、3番目のドアです。L3は左側の1、2、3番目ドアです。翼の付近にあります。

高島キャスター)
この辺りに火の手が上がっていたということで、翼の周辺はドアを開けることできなかった、実際は後方左側の非常口だったということですね。
客室乗務員の方の判断で開けたということですがこれはどのように判断されたんでしょうか。

児玉さん)
基本的にはキャプテンの指示が一時的にはあるんですけれどもこのように離れてますし、自分の担当ドアの周りは火がないかとか障害物がないかということは判断して脱出が可能かどうかということを自分で判断します。

高島キャスター)
通常飛行機というのは機長の判断がすべてというふうに私は思っていたんですが、緊急時はそれぞれの判断に委ねられるんでしょうか。

児玉さん)
機長の指示と言っても結局L3どうですか?R4どうですか?脱出可能です。じゃあ脱出です。っていうことなんで、状況の把握は各担当ドアがやります。

高島キャスター)
そういった気の利いた判断ということになりますね、今回は。柳澤さん今回の事故をどのようにご覧になっていますか?

柳澤さん)
訓練マニュアルがない想定外の出来事だったと思うんですけれどもそれだけやっぱり普段から基本動作を徹底的に体にしみこませておくということは大切なのかなと思いましたね。

高島キャスター)
やはりマニュアルというものはもちろんあるわけですよね?

児玉さん)
マニュアルだけではなく訓練の内容を離陸と着陸の毎回の離陸と着陸の時に頭の中で今起こってもいいようにしています。

高島キャスター)
そして、柔軟に対応するということとはまた違うんですか?

児玉さん)
機長の指示と言っても結局L3どうですか?R4どうですか?脱出可能です。じゅあ脱出です。っていうことなんで、状況の把握は各担当ドアがやります。

高島キャスター)
そういった気の利いた判断ということになりますね、今回は柳沢さん今回の事故をどのようにご覧になっていますか?

柳澤さん)
訓練マニュアルがない想定外の出来事だったと思うんですけれどもそれだけやっぱり普段から基本動作を徹底的に体にしみこませておくということは大切なのかなと思いましたね。

高島キャスター)
やはりマニュアルというものはもちろんあるわけですよね?

児玉さん)
マニュアルだけではなく訓練の内容を離陸と着陸の毎回の離陸と着陸の時に頭の中で今起こってもいいように反芻しています。

高島キャスター)
そして柔軟に対応するということとはまた違うんですか?

児玉さん)
基本的なことが決まっているので、柔軟に対応してしまうとその手順が狂ってしまって、例えば今回お客様から状況を説明してくれって言われる時に、それに対応してしまうと遅れてしまいますし、パニックを助長することになりますので、やはり手順どおりっていうのが間違いないのかなと思いました。

高島キャスター)
そして、乗客の皆さんもパニック状態にならずに、落ち着いて行動できたということも良かったですね。

児玉さん)
今回は荷物を持って脱出しようとする人もいなかったですし、言葉では言ってますけども基本的には着席してますので海外だと非常口に殺到するとか、乗務員に詰め寄るとかっていうのもなりかねないので、今回は乗客の皆さんの協力もあって無事全員脱出できたと思います。

高島キャスター)
事故で閉鎖されている羽田空港のC滑走路は8日から運用が再開される予定です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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