デパートの新春初売り好調 どうなる今年の物価・消費【スーパーJチャンネル】(2024年1月6日)
デパートにとって例年、1日の売り上げが最も高い「初売り」。今年は前の年よりも売り上げが伸びたところが多くなりました。今年の傾向から物価と消費の今後を探ってみました。
■デパートの新春初売り 好調
4年ぶりに行動制限のないお正月を迎え、福袋目当てにできた大行列。西武池袋本店には1日だけで、およそ35万人が来店しました。皆さんお目当ての福袋は…。
来店客
「福袋は、洋服は買わずに食品で」
今年は家族や友人との集まりが増えたことにより食品の福袋が人気で、両手いっぱいに抱えている人も多くいました。
来店客
「(Q.何個買った?)分からないです。孫のところに行くお土産と自分たちの分。のりとかおせんべいとか、かまぼこ。何だろうこれ?忘れました」
「おせんべいとおまんじゅう買いに来ました。服とかより、こっちの方が3倍も4倍も入ってお得なのばっかり」
また、今年は円安を背景に観光客が多数来店。元日の免税店の客は去年と比べ2.5倍に。売り上げは2倍にも増えたといいます。
香港から来た観光客
「(Q.福袋を知っている)もちろん、福袋のためだけにきょうは来たのよ」
「(Q.何を買いました)サンリオの福袋。あとタオルやファッション系。家族にあげるの」
「(Q.これはいくら)ジャケットに70万円くらいで、他のも合わせて100万円くらいかな」
一方、松屋銀座でも。なかでも人気だったのが「肉」「魚」「果物」などの5種類から選んで回す「食の福ガチャ」です。1回3000円ですが、4000円から1万2000円相当のものが入っていて、年初めの運試しとしても人気でした。
親子で「食の福ガチャ」を回した客
「同じものが当たったので、ちょっとそれが残念だったけど、仕方ない。他も見て、もっと買って帰ります」
松屋銀座でも、初売りの売り上げは去年と比べ1.3倍と好調でした。
■どうなる今年の物価・消費
去年は3万2000品目以上の食品が値上げされましたが、初売りは概ね好調のようでした。果たして今年は、この好調さを維持できるのでしょうか。
第一生命経済研究所 首席エコノミスト 永濱利廣さん
「やはり今年も物価高が続くと思いますので“メリハリ消費”は続くと思います。具体的には、日常の支出についてはできるだけ節約志向ということは変わらずに、非日常の、例えば旅行や自分の趣味とか、そういったところに集中的にお金を使う(傾向)」
気になる物価については…。
第一生命経済研究所 首席エコノミスト 永濱利廣さん
「値上げの品目は、去年に比べれば相当数減るんじゃないかなと予想される。一方で、定額減税が1人当たり4万円支給されることになってるので、物価上昇の負担というのはある程度、減税で軽減されるかなと思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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