「延長コード」に寿命?火災の原因にも…3つの点検方法(2023年11月20日)
各地で火災が相次いでいますが、そもそも火災の原因は何が多いのでしょうか。また、生活に身近な延長コードには、実は寿命があります。寿命を知ることで、少しでも火災発生を防げるかもしれません。
■日本で14分に1件発生…火災の現実
消防庁によりますと、去年一年間、およそ14分に1件のペースで全国のどこかで火災が起きていたといいます。
このうち建物火災の主な出火原因をみていきますと、1位が「こんろ」、2位は「たばこ」です。そして、3位「電気機器」、4位「配線器具」、5位「ストーブ」です。
■“延長コード”に「寿命」あり 目安は3~5年
直接、火を使っていなくても、出火する恐れがあるわけですが、配線器具には実は落とし穴があります。それは、延長コード(テーブルタップ)の寿命です。
配線機器の調査・研究を行う日本配線システム工業会によると「寿命の目安は3~5年」ということです。
「短いな」と思うかもしれません。もちろん環境にもよりますが、日本配線システム工業会によると3~5年で異常が発生するケースが多いそうです。出火につながる恐れもあることから、「この期間に点検をしてください」と呼び掛けています。
■延長コードの替え時は? 3つの点検方法
では、どのように点検すればいいのでしょうか。
まず、タップの部分が熱を持っていないかどうか。そして、コンセントの抜き差しが緩くなっていないか。
こういった症状がある場合、接触不良を起こしている可能性があり、熱が発生して出火につながってしまうかもしれないということです。
もう一つは、延長コードに触った時、動かした時に、つないでいる電化製品がついたり消えたりしませんか。もし、こういった症状がある場合は、延長コードの中が断線している恐れがあり、火が出る恐れがあるということです。
これらに一つでも該当するようであれば、その延長コードは替え時かもしれないということでした。
(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2023年11月20日放送)
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