駐中国の垂大使離任 拘束された邦人が解放されず「忸怩たる思い」(2023年12月4日)

駐中国の垂大使離任 拘束された邦人が解放されず「忸怩たる思い」(2023年12月4日)

駐中国の垂大使離任 拘束された邦人が解放されず「忸怩たる思い」(2023年12月4日)

 中国に対する厳しい物言いで知られた垂秀夫駐中国大使が離任の会見を開き、3月に拘束された日本人の解放ができなかったことを「極めて忸怩(じくじ)たる思いだ」と述べました。

 垂秀夫駐中国大使:「今年の3月に起きた国家安全当局に拘束された在留邦人の方がまだ拘留されている状況については、私個人としては極めて忸怩たる思いです」

 垂大使は離任に先立ち、拘束されている男性と領事面会したことを明かし、自らの帰国を報告したうえで今後も政府として取り組んでいくと伝えたということです。

 また、強硬(きょうこう)とも言われた外交姿勢については。

 垂秀夫駐中国大使:「私は日本の大使として、しっかり主張すべきは主張する必要がある。そういう気持ちで、必要に応じておかしいことはおかしいと声にしてきたつもりです」

 と述べ、あくまで国益を基準とした主張で、反中や嫌中ではないと強調しています。

 2020年11月に着任した垂大使は6日に中国を離れ、インドネシア大使を務める金杉憲治氏が12月中旬に新しい大使として着任予定です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事