「核兵器による威嚇や使用あってはならない」岸田総理が日中のフォーラムにメッセージ(2023年10月19日)

「核兵器による威嚇や使用あってはならない」岸田総理が日中のフォーラムにメッセージ(2023年10月19日)

「核兵器による威嚇や使用あってはならない」岸田総理が日中のフォーラムにメッセージ(2023年10月19日)

 日本と中国の有識者らが安全保障や外交問題を議論するフォーラムが北京で開かれました。岸田総理大臣から核兵器根絶や日中関係についてメッセージも寄せられました。

 日中の民間団体が主催する「東京-北京フォーラム」は2005年から毎年開催されているもので、安全保障や経済などについて日中の有識者らが意見交換するものです。

 フォーラムには岸田総理から「19年間、一度も途切れず、民間対話の場が続けられてきたことは日中両国の未来にとって極めて大切だ」という祝辞が寄せられました。

 また、ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「国際秩序の根幹を揺るがす課題に直面している」と指摘したうえで「核兵器による威嚇や使用はあってはならない」という懸念を示しました。

 岸田総理は核兵器根絶に向けても中国との対話が重要で「双方の努力で進めていく必要がある」と強調しました。

 一方、中国の王毅外相からは日中関係について「平和、友好、協力が双方の唯一の正しい選択で、日本は日中平和友好条約締結時の初心に戻るべきだ」と認識を示しました。

 また、「一部の国が陣営対立を主張したり、分裂をあおったりしている」とアメリカを念頭に批判し、「真の多国間主義を提唱し、地域と世界のために力を注ぐべきだ」と強調しました。
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