交渉の詳細は? カギは“繰り返し電話” 立てこもり8時間 機をみて突入(2023年11月1日)
埼玉県蕨市の郵便局に拳銃を持って立てこもり、男が逮捕された事件。警察と容疑者の交渉の詳しい状況について、現地から報告です。
(社会部・中野希友未記者報告)
電話交渉の詳細ですが、まず実際に交渉を行っていたのは埼玉県警の交渉担当で、複数人ではなく1人で行ったということです。
2人捕まっていた人質の1人はこの電話交渉の結果、解放されました。そして、もう1人は繰り返し電話をしている隙を狙って逃げたということです。
突入の鍵を握ったのも、まさにこの電話だったと言えそうです。
1人になった鈴木容疑者は火が付くようなものを持っているという情報が入り、火を付けられる危険性もありました。
警察は、容疑者から「近くの病院の医師に会わせろ」という趣旨の要求があったことから、交渉で電話をつなぐことで容疑者の注意を引いて、タイミングを見計らって突入に至ったといいます。
その後の調べで、郵便局では10リットルの容器にも液体が入っているのが新たに見つかりました。
危険な状況のなか、電話のタイミングが重要な鍵を握っていたと言えます。
警察は男が何らかの一方的な恨みを募らせて犯行に及んだ可能性もあるとみて、詳しい経緯についても調べています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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