ジャニーズ会見「指名NGリスト」運営会社が作成認め謝罪、ジャニーズ事務所は関与否定【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

ジャニーズ会見「指名NGリスト」運営会社が作成認め謝罪、ジャニーズ事務所は関与否定【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

ジャニーズ会見「指名NGリスト」運営会社が作成認め謝罪、ジャニーズ事務所は関与否定【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

今週行われたジャニーズ事務所の会見で、運営を委託された会社が特定の記者の「NGリスト」を作成していた問題。会社側が事実を認め、謝罪しました。

■“指名NGリスト” 作成認め謝罪

井上貴博キャスター:
なぜ会見の仕切りをコンサルタント会社に任せたのか。そのあたりは分かっていませんが、このようなリストが出てくると、他にもあるのではないかと疑念も湧いてきます。

10月2日に行われたジャニーズ事務所の会見では、ジャニーズ事務所からの説明や質疑応答などが行われました。会見は最初から2時間ほど行うことが発表されていました。報道陣は294人で24人が指名されました。

【あらかじめ決まっていたルール】
・質問は1社1問
・会見は2時間

そして10月4日に“NGリスト”の存在が明らかになりました。会見運営を委託されたのが「FTIコンサルティング」という会社です。“NGリスト”を作成しました。会見が行われる2日前に、ジャニーズ事務所に提示していたことがわかっています。

その時にジャニーズアイランドの井ノ原快彦社長が「これどういう意味ですか?絶対当てないとダメですよ」と言い、FTIコンサルティングは「では当てるようにします」といったやり取りがあったようです。

ジャニーズ事務所としては「弊社の関係者は誰も、このリストの作成に関与しておりません。『特定の人を当てないで欲しい』などというような、失礼なお願いは、決してしておりません」としています。

このリストは、どういったものだったのでしょうか。このリストとみられるものを、鈴木エイトさんが入手したものがあります。

「氏名候補記者」「氏名NG記者」数人の顔写真付きで作成されたものです。“しめい”が「氏名」と名前を指す漢字になっています。こういったところが何を意味するのかも、よく分かっていません。鈴木エイトさんが手にした時点で、顔にはモザイクがかけられていたことがわかっています。

そしてコンサルティング会社のコメントです。「限られた会場使用時間の中で、会見の円滑な運営準備のために弊社が作成し、運営スタッフ間で共有したものです。ジャニーズ事務所様は、作成や運営スタッフへの共有を含め、一切関与しておりません」と、作っていたことを認め謝罪しました。

会見に参加していた日比麻音子キャスターのコメントです。「これまでを明らかにする会見なのに、質疑の場で制限を設けるのは、なぜだったのか。何かを隠しているのではないかと疑われることは想像できたはず。事前に質問を集めて、文章などで回答するなどの工夫ができたのではないか」と話しています。

ホラン千秋キャスター:
様々な会見に参加している星さんは、この会見のルールなどについてどう思いますか?

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
総理会見とかホワイトハウスの会見に出てきましたけど、記者会見では、組織とか個人の体質が出るんですね。そういう点からすると、今回NGリストが出たことで「聞かれたくないことがあるんだな」とか、井ノ原さんたちは、巨大組織を運営する技術が、あまりにも未熟だということがバレちゃったということだと思います。

ホランキャスター:
そもそもジャニーズ事務所を運営していたのは、タレントではなく、表にあまり出ていない方々なわけじゃないですか。タレントが被害に遭ってきた中で、矢面に立つのがタレントという構図が、とても不思議ですよね。

星浩さん:
別の世界にいた人が表に出て、一方で裏でやってきた人は、まだまだ存続しているところが見えたというのはありますね。

井上貴博キャスター:
リストについて腑に落ちないところが、リストで要注意人物など共有するというのは、ありえることだと思います。「誰の質問は、させてもらいたい」「誰の質問を受け付けたくない」という判断を、依頼主であるジャニーズ事務所に確認せずに、コンサルタント会社が独断で切り分けることが本当に出来るのか。ジャニーズ事務所に失礼になるし、ジャニーズ事務所の見解を聞かずに、リストを作ることがありえるのかなと思います。

星浩さん:
中身についての相談は、あまり持ち込まないで、全部その周りの人たちがやっている。今回社長、副社長になった方々は、未だに“お飾り”という意識があると思いました。

■“指名NGリスト” 全体の運営が未熟

井上キャスター:
鈴木エイトさんは、1回目の会見との違いについて「1回目の会見では積極的に手を挙げている人から指名していたが、今回は避けている感じがした。1社ごとの質問・応答が長くなるなど、質問者の人数を減らすような意図を感じた」と話しています。

ホランキャスター:
「より多くの方に質問する機会を」ということで、1社1問までという会見の中でルールを設けることは多々あると思いますが、こういった場合の会見は「ルールを設けることが適切なのか」「会見の時間を余裕を持って設定しておくべきなのか」会見のあり方については、どう思いますか?

星浩さん:
いくつか改善点はあると思います。時間は長い方がいいですし、1社1人は、あまりにも限定しすぎ…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20231005-6113521)

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