空港は一時発着できず・新幹線も一時ストップ…都心に局地的大雨(2023年9月15日)
東京都心では、15日昼過ぎから急速に発達した雨雲が次々と流れ込み、各所でゲリラ豪雨となりました。
突然のゲリラ雷雨に、あちこちで雨宿りをする人の姿がありました。
新宿駅の構内では、雨漏りが発生。バケツをいくつも並べて受け止めます。ホームでも、滝のような雨が打ち付けました。杉並区を流れる善福寺川も水位を増していきます。ただ、いったん雨のピークを過ぎると、あっという間に水が引きました。浸水対策が進められてきた都心の排水能力でも追いつかなかったのか、あちこちで内水氾濫のような状態となりました。
また、落雷による送電トラブルのため、西武鉄道の路線で一時、運転見合わせに。空も大混乱しました。地上作業員の安全確保のために、一時、発着を見合わせたのです。羽田空港のチェックインカウンターは大混雑。振替手続きや払い戻しをしようと、多くの人が列を作りました。
福岡に帰省の人:「単身赴任で。あした、家族でキャンプに行く予定が、ちょっともう無理でしょうね」
JR東海は、神奈川県内で降った雨の影響で、東海道新幹線の運転を見合わせました。午後6時半ごろに運転を再開したものの、ダイヤは大幅に乱れ、その影響はいまも続いています。予定を変更した人たちがいました。
予定を変更した人:「羽田が便止まったので、新幹線で帰ろうとしています」
予定を変更した人:「新幹線も1時間半ぐらい遅れているので、帰るのは12時回る」
関東に雷雨をもたらしたのは、停滞する秋雨前線に湿った空気が流れ込んだ影響です。前線の南側にあたる九州北部でも猛烈な雨となり、長崎県では、午前9時過ぎに線状降水帯が発生しました。長崎県での線状降水帯は2日連続です。平戸市では、半日で300ミリを超える雨量を観測しました。
お惣菜を扱う店は、水浸しとなりました。建物の中にまで水が押し寄せ、一時、停電も起きたそうです。
食品店:「土のうも用意してなくて、慌てて持ってきたけど遅くて。土のうも全部流されてしまって、大変だった」
長崎県北部の松浦市では、土砂崩れが発生。土砂の撤去作業などが行われています。
作業員:「無茶苦茶すごかった。雷鳴りっぱなし。(Q.これまでの雨と比べると)今回が最高じゃないか。(Q.時間はかかりそう)まだまだ、かかりますね」
これまで大雨が降り続いていたため、引き続き、土砂災害には警戒が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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