知らない人とつながる「手紙ガチャ」 若い世代中心に人気 手紙を書くきっかけに…(2023年9月11日)
手紙を知らない人とカプセルトイを通してやり取りする「手紙ガチャ」という取り組みが、若い世代を中心に人気となっています。
■未知の手紙を読む「手紙ガチャ 一期一会」
手紙の内容:「はじめまして。手紙を読んでいただき、ありがとうございます」
この一行から始まった手紙。実は、会ったことのない他人が書いたものです。
手紙の内容:「私は高校生になった頃、初めて1匹のペットを迎え入れました。それはこの便箋にも描いてある魚、ベタです。ひらひらとした尾びれがとても美しい、青色のベタでした」
東京・世田谷区にある「便箋喫茶」が7月から始めた「手紙ガチャ 一期一会」は、未知なる誰かが書いた手紙を読むことができ、若い世代を中心に人気となっています。
便箋喫茶 谷川いろは店長(24):「手紙を書く文化を残したいという思いで、お店は作られました」
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■「手紙ガチャ」何が書いてある?
スマートフォンなどの普及で書く人が減少している手紙。日本郵便によりますと、昨年度に引き受けた郵便物の総数はおよそ185億通で、10年前と比べると2割ほど減っています。
実際に手紙ガチャを回した人は、次のように話しました。
七海さん(仮名):「実際どういう人が書いているのかなっていう好奇心はありますね。開けます。ドキドキする」
手紙には、何が書いてあるのでしょうか。
七海さん(仮名):「文房具が好きなこととか、最近自分が観た映画とか、おすすめが書いてあって、あなたの最近買ってよかった物を教えてくださいっていう内容でした」
店の中には、およそ40種類以上の便箋があります。マスキングテープやシールなども使い、店を通じて1度だけ手紙の主に返事を書くことができます。
七海さん(仮名):「自分が今趣味にしていることと、おすすめのことを書きました。私も彼女の手紙を読んで知らない世界を知ったので、人の趣味をちょっとのぞくじゃないですけど、ちょっとワクワクしてほしいなって」
手紙を書く際は、名前や住所などの個人情報を書かないことがルールとなっています。サービス開始から、およそ2カ月で230通以上の手紙が書かれています。
谷川店長:「手紙ガチャはお手紙を書く相手がいないとか、お手紙を久しくもらっていないけどほしいなというお客様からの声で始まったので。そういった方が手紙を書くきっかけになってくれたり、手紙を久しぶりにもらってほっこりしてくれたら、うれしいなと思う」
(「グッド!モーニング」2023年9月11日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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