ガザへ攻撃続き世界で“巨大デモ” 病院近くに「入り口」イスラエル軍が正当化?(2023年11月6日)

ガザへ攻撃続き世界で“巨大デモ” 病院近くに「入り口」イスラエル軍が正当化?(2023年11月6日)

ガザへ攻撃続き世界で“巨大デモ” 病院近くに「入り口」イスラエル軍が正当化?(2023年11月6日)

 イスラエル軍によるガザ地区への攻撃は救急車や病院にも及び、死者が増え続けています。一時停戦が実現しないなか、この週末、世界中でパレスチナを支持するデモが起きています。

■世界中で“巨大デモ” パレスチナ支持拡大

 パキスタンの首都イスラマバード。インドネシアの首都ジャカルタ。フランスはパリ。ドイツ、ベルリン。この週末、世界各地で大規模なデモが行われました。人々が掲げるのはパレスチナの旗です。

 デモ参加者:「虐殺です。イスラエルは病院や学校を標的にしています。人として、1人の母親として黙って見ていられません」

■ラーニア王妃抗議「死を正当化」

 イスラエルの隣国ヨルダンは国民の半分以上がパレスチナから逃れて来た人々とその子孫だとされています。そして、ヨルダンの王妃も両親がパレスチナ出身です。

 ヨルダン ラーニア王妃:「共同した停戦への呼び掛けが必要です。停戦がハマスの助けになると反対する主張があるのは知っています。ただ、その主張は何千人もの市民の死をないがしろにするどころか、後押しし、正当化しています」

■市民集結 バイデン氏へ“猛抗議”

 停戦はハマスの助けになる。それはアメリカの主張です。

 アメリカ ブリンケン国務長官:「今、停戦してもハマスに体制を立て直す時間を与えるだけになる」

 アラブ諸国の外相らと会談したブリンケン国務長官。人道のための“一時的な戦闘停止”は目指すとしたものの、アラブ諸国が訴えた“即時停戦”には反対しました。

 ワシントンではそのアメリカ政府の姿勢に抗議の矛先が向けられました。

 デモ参加者:「バイデンは停戦を呼び掛けるべきです。アメリカがこの事態に資金提供しているんです。バイデンは言い訳をしてネタニヤフの嘘を広め、虐殺を促し、資金提供をしています」「政府はイスラエルに資金提供すべきではありません。納税者として、私たちのお金で人を殺してほしくはありません」

■攻撃正当化? イスラエル軍が主張

 イスラエル軍は、ガザ地区の病院そばにハマスの地下トンネルがあるとする映像を公開しました。救急車の車列への攻撃を正当化する狙いがあるとみられます。イスラエル軍はハマスがいるとして、学校や難民キャンプを攻撃し続けています。ジャーナリストやその家族も日々、殺害されています。

 ジャーナリスト:「4人の息子と、たった1人の娘を亡くしてしまった。幼いアフマドもケナーンもカイースも」

 イスラエルの報復が始まって1カ月。ガザ地区の死者は1万人近くに上っています。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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