1週間ぶり全国150地点以上で猛暑日 長期化で体への負担蓄積も(2023年8月20日)
20日も全国的に猛暑となり、35℃以上の猛暑日を記録した場所は1週間ぶりに150地点以上となりました。暖かい空気の影響で大気の状態は不安定で、各地でゲリラ雷雨が発生しました。
■大気不安定 各地でゲリラ雷雨
午前8時ごろの青森県深浦町の様子です。10分後、急に風が強くなり、視界は真っ白に。さらに15分後、雨柱が発生しました。
栃木県では突然の雨です。道路は冠水。車が水しぶきを上げて走っています。長野県茅野市では、雷です。日中の気温の上昇や湿った空気の影響で大気の状態が不安定となり、局地的に雨雲が発達。各地で激しい雨や雷雨となりました。
■猛暑日 1週間ぶり全国150地点以上
東京は20日も危険な暑さとなりました。最高気温35.3℃となった東京都心。今年21日目の猛暑日となり、年間最多記録を更新しました。
20日は全国で猛暑日が続出。35℃以上になった地点は180以上。150地点以上となるのは1週間ぶりです。
福岡県北九州市で行われたのは“水かけ祭り”です。一年の汚れや不幸を洗い流すというミャンマーの水かけ祭りがモチーフになっているそうです。
東京・世田谷区で行われたのは、毎年8万人以上が参加するサンバカーニバルです。ダンサーたちが華やかな衣装に身を包み、はじける笑顔で軽やかなステップを披露。多くの人がその姿を写真に収めていました。ただ、20日の都心は猛烈な暑さ。訪れた外国人もこの暑さにうちわで対策です。
オーストラリア人:「オーストラリアは今、冬だから日本はとても暑いわ。きょうも暑いから、この子がうちわを持ってきたがっていたの」
主催者側も暑さ対策が欠かせません。会場にはミスト付き扇風機が設置されています。ダンサーは踊っている途中でも水分補給です。
■長期化で体への負担蓄積も
各地で続く厳しい暑さ。この状況に専門家は警鐘を鳴らします。
国立環境研究所 小野雅司客員研究員:「私たちは暑さを受けると体に負担がかかる。通常ですと、暑い日、涼しい日がある程度回ってきますので、そういったなかで回復する、あるいは暑さに慣れていくんですけど、これだけ暑さが続くと回復が追い付かないという感じになってくる」
暑さによる体への負担が蓄積され、体調不良に陥る人が増える可能性があるといいます。
国立環境研究所 小野雅司客員研究員:「これまで9月に非常にたくさんの患者さんがいたことはないが、これだけ8月の20日すぎくらいまでこういう猛暑が続くケースはあまりないと思うので、9月の初旬は当然ですし、中旬くらいまで影響が及ぶ可能性があると思う」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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