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「澤田副学長がもみ消すと思った、安心した」日大アメフト部・薬物事件の初公判(2023年12月1日)
日本大学が、アメフト部の廃部も議論するなか、薬物事件で最初に逮捕された部員の初公判が開かれました。
北畠成文被告(21)は、日大アメフト部の寮で、覚せい剤の入った錠剤を、麻薬と誤認して所持した罪に問われています。
北畠被告は、すらりとしたスーツ姿で、法廷に現れました。起訴内容について問われると「間違いないです」と述べました。
被告人質問では、高校3年で、初めて大麻を使用し、大学入学後は、多いときで週4回、大麻リキッドなどを使用していたと述べました。さらに、このように話しました。
弁護側:「部内で大麻を吸っていたのは」
北畠成文被告:「10人程度だったと思います」
弁護側:「コーチや監督が見に来たりはしないのか」
北畠成文被告:「寮の部屋で大麻を使用しているときに、何回か見に来ました。でも、コーチが気付いていたのかはわからない」
そして、7月6日。大学側の抜き打ち検査で、大麻や覚せい剤を入れた缶が見つかります。
北畠成文被告:「澤田副学長が持って行った」
弁護側:「監督は何と」
北畠成文被告:「監督は『澤田副学長に見つかってよかった』と言っていた。(副学長が)もみ消すと思った。安心した」
弁護側が「大学側にも責任がある」として、執行猶予付きの判決を求めたのに対し、検察側は「薬物への依存性や親和性が顕著だ」として、懲役1年6カ月を求刑しました。
日大アメフト部をめぐっては、新たに3年生の部員が大麻を所持した疑いで、先月30日、書類送検されています。これで4人目の摘発です。
現役部員が、胸の内を明かしてくれました。大学側が、去年秋から調査をしていたことについて、こう話しました。
現役の日大アメフト部員:「去年11月、その時点で、もっと対応できていたら、こういうことにならなかったんじゃないか。去年(部員が)使用していたという噂を聞いていた。そのときは、お香の匂いがすごく3階からしていたので、いま思えば、そういうことだったのかな。廃部に関して賛否両論は仕方ない。いろんな意見があるのは、それが世間の目というのは理解している。今すぐ廃部は、ただのビジネス。不利益になったらクビは、教育機関の一つである部活も、そういう目で見ていたのかなという不信感がある」
日大側は、廃部について「継続審議」としています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>



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