岸田総理 日米韓首脳会談に向け訪米 ホットライン設置などで合意へ(2023年8月17日)
岸田総理大臣は日米韓首脳会談に出席するため、17日夕方、アメリカに向け出発します。首脳会談を目的に3カ国が顔をそろえるのは今回が初めてです。
3カ国の首脳は、アメリカ大統領専用の別荘であるキャンプデービッドに集まります。
ネクタイを締めず打ち解けた雰囲気でランチを含め2時間ほど、会談する予定です。
政府関係者は、「バイデン大統領が別荘に招待した最初の外国人賓客が日韓の首脳だ」と胸を張っていて、その名を付けた「キャンプデービッド原則」を打ち出す方針です。
会談では、3カ国の首脳会談や共同訓練の定例化で合意する見通しのほか、「有事の際には相談する」として安全保障で緊密に連携するためのホットラインの設置を決める方針です。
また、北朝鮮のミサイル探知情報をリアルタイムで共有するシステムについても年内の運用開始を確認する見通しです。
一方、覇権を強める中国や、ウクライナ侵攻を続けるロシアを念頭に3カ国でのサプライチェーンの強化も確認します。
さらに、サイバーセキュリティーの分野でも今後、協力していく考えを打ち出す方針です。
また、台湾海峡の平和と安定の重要性を確認し、東シナ海や南シナ海での力による一方的な現状変更の試みを許さないという認識を共有する見通しです。
外務省幹部は「アキレス腱だった日韓関係の改善を受け、北朝鮮問題からさらに視野を広げたい」と話していて、中国などを念頭に連携を深める機会としたい考えです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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