離れても危険“鬼怒川”の教訓 関東甲信にも線状降水帯予測(2023年8月14日)

離れても危険“鬼怒川”の教訓 関東甲信にも線状降水帯予測(2023年8月14日)

離れても危険“鬼怒川”の教訓 関東甲信にも線状降水帯予測(2023年8月14日)

 台風から離れた関東などでも14日は激しい雨となっていて、線状降水帯予測が出ています。実は過去にも似たケースがあり、それが8年前に起こった「鬼怒川の決壊」です。

■台風7号 紀伊半島付近上陸へ

 しぶきで屋根が白くかすむほどの激しい雨。強い台風7号が紀伊半島に接近する一方、直撃が予想されていない東京などが天気急変に襲われました。

 関東地方に激しい雨や風をもたらしたのは遠く離れた台風7号。実は、台風による湿った空気の影響で関東の大気の状態が不安定となり、局地的に大雨となったのです。

 8年前、関東地方などで甚大な被害をもたらした豪雨の原因は、遠く離れた東海地方に上陸した台風。今回の台風7号も離れた地域で大きな危険となる可能性があります。

■離れても危険 “鬼怒川”の教訓

 2015年、関東地方及び東北地方を襲った豪雨。鬼怒川の堤防が決壊し、大規模な水害が起きました。

 この豪雨の原因となったのは日本列島付近にあった台風。

 台風18号は東海地方に上陸し、台風17号も関東から離れて北上したにもかかわらず、2つの台風から湿った空気が流れ込み関東で線状降水帯が発生、栃木県日光市では総雨量が600ミリを超える記録的な雨量となりました。

 今回の台風7号の進路も2015年の18号のものと良く似ています。

 気象庁は東海と近畿に加え、関東甲信と四国、中国地方にも線状降水帯の予測情報を発表しました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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