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処理水めぐり…中国通関の遅れ 日本産の日用品に拡大 輸入業者「1カ月以上かかる」【知っておきたい!】(2023年7月31日)
処理水の放出について、西村康稔経済産業大臣は30日、福島を訪れ、地元の漁協関係者に理解を求めました。
西村経産大臣:「皆さんの漁業を継続してやっていけること、なりわいを継続してやっていけること、国が責任を持って対応いたします」
一方、地元の漁協幹部は「安全はある程度、理解が広まっていると思うが、安全と安心では全然違う」として、放出への理解には至っていないとの認識を示しました。
政府は、「夏ごろ」としてきた放出の時期を近く最終判断します。
■中国通関の遅れ…日本産の日用品にも拡大
こうしたなか、日本から中国への輸出で、水産物だけでなく、日用品などにも通関の遅れが広がっていることが分かりました。
こちらの倉庫では、日本製のものがおよそ8割を占めているということで、こういった日用品すべてに関して、通関に時間がかかるようになっているということです。
中国・遼寧省の大連市にある輸入業者によりますと、通常は2週間ほどで通関できる商品が1カ月以上かかっているということです。
倉庫のオーナー:「“処理水”の問題でかなり難航しています。今は日本から輸入する品物が減っていて、値段も上がっています」
■ラーメン店「同じ味が出せるか心配」
影響は飲食店にも及んでいます。
こちらのラーメン店では、スープに北海道産の昆布などを使っていますが、2週間ほど前に「日本から輸入しにくい状況だ」と仕入れ業者から説明されました。
ラーメン店のオーナー:「もし急に手に入らなくなった場合は、中国産のものを代わりに使います」
在庫切れに備えて、中国産の材料でスープを試作していますが、「同じ味が出せるかどうか心配だ」と話しています。
(「グッド!モーニング」2023年7月31日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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