岸田総理が帰国 ”岸り人”批判を意識?英金融街で「岸田に投資を!」発言の背景は|TBS NEWS DIG
岸田総理は8日間にわたる東南アジアとヨーロッパ歴訪を終え、羽田空港に到着しました。最
一連の外遊日程を終え、帰国した岸田総理。
きのうイギリスとの首脳会談では、ジョンソン首相から福島県産食品などの輸入規制について、「来月末までに規制が撤廃されるだろう」との見通しが示されました。
会談では、岸田総理が持参した福島産のポップコーンを味わったということです。
これに先立ち、岸田総理は世界最大級の金融街ロンドン「シティ」で演説を行いました。
岸田総理
「安心して日本に投資をしてほしい。Invest in Kishida(キシダに投資を)です」
「成長を続け、しかも安定している日本市場は買いだ」と訴えたのです。
安倍晋三元総理
「バイ・マイ・アベノミクス!」
2013年、アメリカのウォール街で「アベノミクスは買いだ」と演説したのは安倍元総理でした。今回の演説は安倍氏を意識したものとみられます。
ただ、企業利益重視と言われた安倍政権とは異なり、岸田総理は「成長と分配の好循環」をめざす「新しい資本主義」を掲げています。中でも「分配政策」のひとつとして、株式の売却益などにかかる「金融所得課税」の見直しに言及していましたが、「成長より分配を重視している」との懸念が広がり、株価低迷の一因に。
岸田内閣の下、株取引で損をした人を指す「岸り人(きしりびと)」などという言葉も市場関係者の間でささやかれるようになっていました。
こうしたことから総理側近は・・・
岸田総理側近
「成長重視・投資呼び込みというメッセージを政権として強く出したかった」
岸田総理
「貯蓄から投資へのシフトを大胆・抜本的に進め、投資による資産所得倍増を実現します」
岸田総理は、大部分が貯蓄に回っている日本の個人の金融資産について、今後、資産運用に回せる環境を整え、「資産所得倍増を実現する」と訴えました。
今回、投資家が警戒する金融所得課税についても封印しましたが、果たして日本への投資が増えていくのでしょうか。
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