イエメン沖で8年前から放置のタンカー 石油の回収作業が完了(2023年8月12日)
中東のイエメン沖で8年以上放置され、油の流出で深刻な海洋汚染が懸念されていたタンカーから石油を回収する作業がようやく完了しました。
UNDP=国連開発計画は11日、イエメン沖の紅海に8年以上放置され、朽ちかけたタンカーから100万バレル=およそ16万キロリットルを超える石油の移送作業が完了したと発表しました。
タンカーはイエメンの国営石油会社が沖合の貯蔵庫として使用していましたが、2015年の内戦で反政府武装組織の支配下となり、以降、石油を満タンに積んだまま管理が滞っていました。
国連はタンカーが爆発または分解する危険があり、人的にも環境的にも大惨事になる恐れがあるとして、2年前からタンカーの石油を回収する計画を始めました。
そして11日の作業完了を受けて、環境災害が回避されたと発表しました。
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