すすきの切断遺体 事件直前…居酒屋で「夫婦だけの時間」 逮捕の娘“指紋の謎”【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年7月28日)
札幌・すすきののホテルで頭部のない男性の遺体が見つかった事件で、田村瑠奈容疑者と共に逮捕された両親が事件直前、2人で居酒屋に訪れていたということが分かりました。
■事件直前…夫婦だけの時間
田村瑠奈容疑者が度々訪れていた居酒屋を取材しました。4人の席を2人で利用していたといいます。
店主の男性が、当時の状況について答えました。
居酒屋店主:「(Q.当時、何人で来ていた)2名様で同じような年代の方とご来店していました」「(Q.予約はしていた)『田村』さんで入っていたので」
瑠奈容疑者は昨年から数回にわたり、この居酒屋を訪れていて、自ら予約をし、毎回違う人物と来ていたといいます。
一緒に来ていた人物との会話については、次のように話しました。
居酒屋店主:「あまり会話(内容)は聞こえなかったですが、楽しそうに会話をしていた。表情は笑ったりはしていなかったですね。無表情というか…笑ってはいなかったです」「(Q.ご友人といても)はい」
事件直前、この居酒屋に訪れていたのが、瑠奈容疑者と共に逮捕された父親の修容疑者と母親の浩子容疑者でした。
居酒屋店主:「旦那さんと奥さんという感じですね」「(Q.並んで座っていた)はい。夫婦だけの時間を過ごしていたという感じでしたね」「(Q.スタッフとの会話は)なかったみたいですね」
事件直前の6月末、2人で来店していました。スタッフとの距離も近いカウンター席に座っていたといいます。
居酒屋店主:「(滞在時間は)2時間くらいだと思うんですけどね。(食事と)ちょっとお酒を飲んでみたいな」「(Q.夫婦仲はどんなふうに見えた)深刻そうではなかったです。明るくもなかったです。淡々と落ち着いて飲食していた」
■防犯カメラに…“現場離れる様子”も
事件前に瑠奈容疑者と修容疑者は、共に札幌市内にある小売店でスーツケースとのこぎりを買っていたことが明らかになっています。
事件直前、夫婦2人だけで話をしていたという修容疑者と浩子容疑者は、一体どのような会話をしていたのでしょうか。
未だ多くの謎が残されている、すすきの頭部切断事件。
2日の午前2時15分ごろ、現場近くの防犯カメラの映像です。
娘の瑠奈容疑者が頭部を持ち去りホテルを出たとされるのが、2日午前2時すぎです。
およそ15分後、瑠奈容疑者と父親の修容疑者が乗ったとみられる車が、現場を離れる様子が映っていました。
捜査関係者によると、瑠奈容疑者は修容疑者が準備した車に乗り、現場から北に向かったということです。
■一家で入念な準備 犯行に及んだ可能性も
大きな謎だった被害者との接点。27日、新たな事実が明らかになりました。
これまで知人とされていた瑠奈容疑者と被害男性の2人は事件前、すすきのにある飲食店で会っていたことが分かりました。
北海道有数の繁華街・すすきので会っていた2人の間には、何らかのトラブルがあったことが分かっています。
そのトラブルを把握していたという両親。父・修容疑者は事件当日、現場まで車で送迎をし、母・浩子容疑者も計画段階から犯行について認識していたとみられています。
一家で入念な準備をし、犯行に及んだ可能性もあります。
ホテルの客室には、被害者と一緒に入ったとみられる瑠奈容疑者の指紋がなかったことも分かりました。
捜査本部は瑠奈容疑者が手袋をはめたり、指紋を拭き取ったりするなど計画性を持って犯行に及んだ可能性もあるとみて、引き続き、被害男性との間にあったトラブルや、3人の役割分担などを調べています。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年7月28日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く