中国、動静途絶え1か月…秦剛外相を解任 背景には権力闘争か 後任には前外相の王毅氏|TBS NEWS DIG
中国外交の顔、秦剛外相の解任が突如発表されました。この1か月間、表舞台から姿を消していたんですが、一体何が起きたのでしょうか。北京支局から報告です。
去年12月に外相に就任したばかりの秦剛氏でしたが、たった半年で解任されることになりました。
秦剛氏は習近平国家主席の信頼が厚いといわれており、異例の出世を果たしてきました。解任の背景ですが、公式な説明はありません。香港や台湾のメディアなどは秦剛氏に女性問題があったのではないかと報じているほか、異例の出世を果たした秦剛氏をやっかむ声も多かったということで、外務省内部での権力闘争が背景にあったのではないかと指摘する声もあがっています。
今、中国はアメリカや日本などに対し厳しい外交姿勢をとっていますが、説明もなく外相を交代させるという今回の異常ともいえる事態は、諸外国からの不信を招くことにもなり、中国外交にとっても大きな痛手となることが予想されます。
後任には前の外相の王毅氏が復帰するという、これまた異例の対応となりました。経験者の復帰という人事からも今回の事態を最小限に食い止めようとする意図が感じられます。
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