秋田に再び大雨 緩んだ地盤に“今年一強い雨”も…更なる災害発生のおそれ 住民避難(2023年7月18日)
大雨の被害が残る秋田県には再びまとまった雨が降りました。県内で今年一番強く降ったところもあり、新たな災害発生の懸念が強まっています。
■大雨被害残る秋田に再び 大雨
復旧半ばの秋田に危険な雨が降り始めました。まだ、復旧のめどすら立たない市街地。18日午前中から横手などでは今年一番の強い雨を観測しました。
横断歩道がない交差点沿いにある地下道では茶色い水で浸水してしまい、排水作業が行われています。午前中、業者による排水作業が続いていました。
排水をする業者:「(作業は)一日以上かかると思う。大雨がまた降ると水がたまる可能性があり、影響が出るかも」
今回は市街地も大きな被害を受け、復旧に追われています。
シェアオフィスが浸水被害に遭った人:「コピー機も壊れているでしょうし」
秋田市内にあるシェアオフィス。4社が共同で使うオフィスも浸水しました。コピー機やパソコンも。被害は計り知れません。
シェアオフィスが浸水被害に遭った人:「どれくらい使えない電化製品が出てくるか分からない」
■緩んだ地盤に“今年一強い雨”も
気がかりなのは地盤の緩みです。ブルーシートがかかるのり面。高台の住宅地は不安を拭えません。
小野茂樹町内会長(62):「もう地盤沈下している。1.5メートルは落ちている」
■更なる災害発生おそれ 住民避難
ブロックが崩れ、土が流れ出すのは秋田駅から5キロほどにある住宅地。高台に25年ほど前、造成されました。
小野茂樹町内会長:「亀裂、地盤沈下があって森の方までいっている」「(Q.ハザードマップは?)ここはそれに該当していない」
ハザードマップで見ると、近くに川はなく、もちろん真っ白です。ただ、この雨で地盤が緩み、のり面の状況が悪化。ブルーシートが張られましたが、すでに7世帯ほどが避難を始めていました。
小野茂樹町内会長:「もともとはここのレベル(高さ)だった。今こんなに落ちている。きのう、消防の人が来て、一応シート敷いてくれたが、この状態でもやっぱり心配」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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