“早すぎる梅雨”この時期要注意「ウェルシュ菌」 食中毒防ぐコツ(2023年5月31日)
各地では早くも梅雨入りし、ジメジメした季節がやってきました。湿気が多くなった今、気を付けたいのが食中毒です。24時間ライブ配信をすることで知られる弁当店では、食中毒対策に追われていました。
キッチンDIVE・渡邉圭稀さん:「これは冷風機です。冷たい風が出ています。これで弁当が熱くならないようにというのと、この冷風機自体が湿気を吸うので湿気対策にもなっている」
細菌の繁殖を抑えるため、冷風機で店内の弁当を冷ましていました。さらに味付けにも工夫が…。
キッチンDIVE・渡邉圭稀さん:「ショウガとニンニクを約2倍くらい。塩を約1.3倍、しょうゆを約1.5倍。味が濃くなって客も喜んでくれる」
他にも弁当を作る回数を一日4回から6回に増やし、できるだけ新しい弁当を提供しています。
キッチンDIVE・渡邉圭稀さん:「涼しい所で保管して下さいとも言うし、問題が起こらないように気を付けている」
食中毒の細菌は様々。なかでもこの時期に気を付けなければいけない細菌が…。
東京家政大学大学院・藤井建夫客員教授:「最近はウェルシュ菌というのも非常に増えている」
「ウェルシュ菌」とは人や動物の腸内や土壌などに生息する細菌。菌が増殖すると下痢や腹痛が起きます。さらに、やっかいなのが…。
東京家政大学大学院・藤井建夫客員教授:「カレーとかシチューとか大量に作る料理。こういった場合、ウェルシュ菌は他の菌と違い100℃で1時間ぐらい加熱しても簡単には死なない」
大量に作った場合は小分けにして冷蔵庫で保存するのが一番だといいます。一方で、冷蔵庫にも気を付けるポイントが…。
東京家政大学大学院・藤井建夫客員教授:「(生肉の)肉汁が冷蔵庫の棚に落ちて汚してしまうと菌が増えてくる。時々、掃除あるいはアルコール殺菌する、それが重要だと思う」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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