原発の運転期間が60年超へ GX脱炭素電源法が成立 原発事故後の政策転換点に(2023年5月31日)
原発の運転期間の延長を盛り込んだ「GX脱炭素電源法」が、参議院本会議で与党などの賛成多数によって、可決・成立しました。今回の法改正で、60年を超えた原発の運転が可能になります。
「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法」は、原子炉等規制法や電気事業法など5つの法改正を束ねたものです。
脱炭素社会の実現に向けて、原発を最大限活用できるよう「原則40年、最長60年」とする運転期間は維持しつつ、規制委員会の審査などで運転を停止した期間を除き、延長できるとしています。
これにより、実質60年を超える運転が可能となるなど、福島第一原発事故以降の原発政策は転換点を迎えます。
31日の参議院本会議では、立憲民主党などが「国民にとってあまりに唐突な政策転換だ」などとして反対しましたが、与党に加えて日本維新の会と国民民主党が賛成し、成立しました。
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