FRB 22年ぶり“0.5%”大幅利上げ・・・専門家「今後も円安進みやすい時間帯続く」(2022年5月5日)
1ドルが130円超えるなど、およそ20年ぶりの円安水準となっている日本経済。
この先も、円安は進むのでしょうか。その鍵を握るとして注目されていたFOMC(アメリカ連邦公開市場委員会)は、先ほど政策金利を0.5%引き上げることを決めました。
FRB・パウエル議長:「インフレは非常に高すぎる。これが国民にもたらしている厳しさを我々は理解している。私たちは、それ(インフレ)を低くするために動いている」
利上げは0.25%ずつが一般的で、その倍にあたる0.5%の大幅な金利引き上げは、2000年5月以来、22年ぶりのことです。
現在の円安は、依然ゼロ金利策を維持する日本と、利上げに踏み切ったアメリカの金利差による円売りドル買いが大きな要因となっています。
アメリカの利上げペースがアップすることで、円安はさらに進むことになるのでしょうか。専門家は、次のように話します。
ニッセイ基礎研究所上席エコノミスト・上野剛志氏:「0.5%の利上げ、大幅な利上げが決定された。議長は、今後のさらなる利上げ幅の拡大、0.75%の利上げに対しては、慎重な姿勢を示した。為替市場では、本日いったん円高ドル安方向へ振れる動きが出てきている。しかし、今後も円安が進みやすい時間帯は続くのかなとみています。輸入品の価格が高止まりして、企業が値上げの動きを今後も続けると想定される」
(「グッド!モーニング」2022年5月5日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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