米国側の事情も? G7首脳の原爆資料館訪問 詳細は非公表 一部不満の声(2023年5月19日)

米国側の事情も? G7首脳の原爆資料館訪問 詳細は非公表 一部不満の声(2023年5月19日)

米国側の事情も? G7首脳の原爆資料館訪問 詳細は非公表 一部不満の声(2023年5月19日)

 19日にG7(主要7カ国)の首脳がそろって原爆資料館を訪れました。原爆資料館の視察でどこで何を見たのか具体的な発表はありませんでした。理由はどのあたりにあるのでしょうか。国際メディアセンターから報告です。

 (梶川幸司記者報告)
 ホワイトハウス一部に原爆資料館を訪問すること、それ自体が抑止力の低下につながりかねないとか、あるいは原爆投下の正当性を巡って来年の大統領選挙に影響が出かねない、こうした懸念が出ていたことは事実です。

 日本政府としては、この展示内容などに一定の配慮をしたものとみられ、原爆資料館の中で首脳が何を見て何を語ったのか、外交上その詳細が公表されることはありません。

 バイデン大統領は核なき世界の理念をオバマ氏から継承しましたが、ロシアや中国など世界情勢の厳しさを受けて、核を巡っては理想よりも現実的な対応をこれまで迫られてきました。

 そのバイデン大統領が被爆地・広島で何を感じ、そして今後の核をどう考えていくのか。21日に記者会見が予定されていますので、そこでの発言に注目したいと思います。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事