砂嵐で「前見えず」車70台が事故…ごみ箱からクマ「死ぬかと思った」(2023年5月2日)
アメリカで巨大な砂嵐が発生し、車70台以上が事故を起こして30人以上の死傷者が出る事態となっています。
撮影者が目撃したのは草むらを抜けて反対車線に行こうとしている車です。アメリカ中西部・イリノイ州の高速道路ではこの日、車線を外れて引き返していく車が次々と…。その原因は行く手を阻む、とてつもない砂嵐です。前方の視界はほぼゼロです。原因は最大風速20メートルにも達していた強風。そして…。
CNN・気象予報士:「この現象を引き起こしたのは風だけではありません。農場エリアです。これらすべての農地が耕されるのがこの時期なのです」
周辺の農地から舞い上がった土ぼこりで砂嵐が起きたのでした。視界が悪化した影響で、何十台もの車が絡む多重衝突事故まで発生。2台のトレーラーが炎上する事態に。
イリノイ州警察:「約30台のトラックと40台から60台の乗用車が巻き込まれた。点時点で報告されている死者は6人」
砂嵐によって救助は難航。地元当局は周辺一帯を通行止めにして復旧作業を進めています。
また、アメリカの山間部では雪解け水の影響で川の水位が上がり続け、洪水の問題が深刻化。そんななか、ある山間の学校で起きた映像が話題に…。
ごみ箱の鍵を外す校長先生が驚いて逃げだします。それもそのはず、中から飛び出してきたのはクマです。
とある小学校で校長先生がごみ箱の鍵を外した次の瞬間にクマが飛び出し、逃げ出す校長。クマは校長と反対方向へ走り去り、幸いにも難を逃れました。
クマはごみ箱で餌(えさ)を探していた時、誰かが鍵を掛けて校長が外すまで閉じ込められていたともみられます。戻った校長から「死ぬかと思った」、そんな声が聞こえそうな後ろ姿です。
ちなみによく見ると、関係者とみられる女性は逃げる校長をよそに素早くドアを閉めていました。
逃げた校長:「ごみ箱からクマが出てくるなんて予想外だった」
一方、クマが現れたその隣の州では空に異変が…。
大気が不安定な状態が続いているアメリカ。フロリダ州に続き、今度は南東部に位置するバージニア州で竜巻が相次いで発生したのです。
竜巻は海沿いに並ぶ住宅地を直撃。破壊された住宅が竜巻の通り道を示します。発生は先月30日午後6時ごろ。日が沈み、ヘリからのサーチライトのみが被害の実態を照らします。ほとんどの住宅の屋根は吹き飛ばされ、2階の部屋やリビング部分はむき出しの状態に。電線は寸断され、停電も発生。住宅地のなか車やパトランプの光のみが周囲を照らしています。夜が明けると被害の惨状が明らかに…。少なくとも100棟の建物を破壊されたといいます。
被害に遭った住民:「これまで一度も竜巻が来たことはなかった。大丈夫だと軽く考えていた」
気候変動の兆候でしょうか。これほどの竜巻はこの町で発生したことはなく、風速は66メートルという強風は経験したことがないといいます。
被害を受けたバージニア州の街では竜巻対策が進んでいて今回、直撃の1分前に警報が鳴って住民が避難したことで死傷者はでなかったということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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