刑務所から女性看守と男性受刑者が“謎の失踪” 脅された?逃亡手助け?(2022年5月3日)
刑務所の看守をしていた女性と、殺人罪でも起訴されている男の受刑者が忽然(こつぜん)と姿を消しました。2人の間に一体、何があったのでしょうか。当局が懸賞金をかけて今、行方を追っています。
アメリカ・アラバマ州の刑務所から姿を消した2人。1人は勤続20年の女性看守、もう1人は懲役75年で服役中の受刑者。別の殺人事件でも起訴されている男です。
受刑者が看守を脅して逃げたのか、看守が受刑者の逃亡を助けたのか・・・。2人が刑務所を出る際に使ったとされるパトカーは、近所のショッピングセンターの駐車場で乗り捨てられていました。
行方が分からなくなったのはビッキー・ホワイト看守。そして、ケイシー・ホワイト受刑者。同じ「ホワイト」姓ですが、血縁関係はありません。
2人がアラバマ州の刑務所から姿を消したのは先月29日の午前。ホワイト看守がホワイト受刑者に精神鑑定を受けさせるとして、刑務所から連れ出したのです。
独房を出た直後とみられるホワイト受刑者は頭を丸め、長かったあごひげも目立ちません。
保安官:「2人が特別な関係だった証拠は見つかっていませんが、その可能性は否定できません」
ホワイト看守は夫と死別し、子どもはいません。彼女と同居している母親は・・・。
ホワイト看守の母親:「彼(ホワイト受刑者)のことは聞いたこともないし、写真を見たこともありません。娘はスピード違反で切符を切られたこともないんです。それなのに何でこんなことに」
奇しくも先月29日は、退職を申し出ていたホワイト看守にとっては最後の勤務日でした。その日に受刑者とともに姿を消す・・・。
保安官:「私たちとしては彼女が脅され、そうせざるを得なかったのではないかと思いたい。その可能性にしがみ付こうとしています」
その後の調べで、ホワイト受刑者にはその日、精神鑑定などで刑務所を出る必要のある予定はなかったことが判明しました。
当局は2人の発見につながる情報に最大で1万ドル(約130万円)の懸賞金を出すと発表。ホワイト看守に対する逮捕状も発行されました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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