ダイソーに“FENDI”なぜ? 110円で勝手に販売か 担当者「仕入れ先から大丈夫と」(2023年3月3日)

ダイソーに“FENDI”なぜ? 110円で勝手に販売か 担当者「仕入れ先から大丈夫と」(2023年3月3日)

ダイソーに“FENDI”なぜ? 110円で勝手に販売か 担当者「仕入れ先から大丈夫と」(2023年3月3日)

 100円ショップ「ダイソー」でFENDIのロゴが入った布が勝手に販売されていました。

 “はぎれ”として販売されていた100円ショップ「ダイソー」の商品。イタリアの高級ブランド「FENDI」と同じアルファベット。さらに、代表的なロゴ「ダブルエフ」も。

 この商品の販売を巡って、ダイソーの法人「大創産業」と仕入れなどを担当していた20代女性社員が3日、商標法違反の疑いで書類送検されました。

 ダイソーが売っていた“はぎれ”は高級ブランドの激安品?それとも偽ブランド品?去年7月から8月にかけて全国の複数店舗で販売されたため、目にした人も多いこの商品。110円でした。そもそもなぜダイソーでFENDIが売られていたのでしょうか。ダイソー担当者の主張は。

 アイデア次第で自由自在。ダイソーが自社商品として販売していた“はぎれ”に付けられたキャッチコピー。高級ブランドとは一言も触れていませんが、インパクトのあるロゴは嫌が応にも目にとまります。

 去年8月、神奈川県警も“FENDIに酷似している”と捜査に着手。当初は偽ブランド品の可能性があるとみていたようです。ポリエステルとレーヨンでできた90センチ四方のこの布地。その正体は…。

 FENDIの正規ライセンスを持った業者が傘を製造するために作った布地。ただ、検品ではじかれ、戻されたFENDIの不適格品の布地でした。
 
 はぎれ業者:「余った布地が出回ることはあります。管理できていないと」

 捜査関係者によりますと、保管していた業者が倒産したことによって出回ったとみられるということです。商標法違反の疑いで書類送検された女性社員は。

 書類送検された女性社員:「仕入れ先から大丈夫と言われたので、それ以上必要な確認をしなかった」

 商標法等について詳しい西野吉徳弁理士:「大丈夫ですと、バイヤーから聞いているのであれば、お店(ダイソー)にそれほど落ち度があった感じは受けない」

 その一方で、西野弁理士は民事で解決されるレベルのケースなのに書類送検にまでいったことに疑問を感じるといいます。

 商標法等について詳しい西野吉徳弁理士:「刑事事件になるためには、『故意』が必要なのでなにか背景があるんじゃないかと」

 大創産業は「捜査には全面的に協力する」とコメントしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事