富山交番襲撃事件 一審の無期懲役 高裁が差し戻し

富山交番襲撃事件 一審の無期懲役 高裁が差し戻し

富山交番襲撃事件 一審の無期懲役 高裁が差し戻し

富山市で起きた交番襲撃事件の控訴審で審理を一審に差し戻す判決です。

2018年6月、元自衛官の島津慧大被告(25)が富山市の交番に押し入り、勤務していた男性警察官を殺害したうえ、奪った拳銃で近くにいた警備員の男性を射殺した事件。

一審の富山地裁では争点となった強盗殺人罪の成立を認めず、被告の自閉症スペクトラムが事件に影響したなどとして死刑の求刑に対し、無期懲役とする判決を言い渡していました。

検察と弁護側の双方が控訴し、きょう名古屋高裁金沢支部で開かれた判決公判で森浩史裁判長は、強盗殺人罪が成立するかどうかについて、「被告が交番を襲う前から拳銃を奪う意志があったと考えるのは自然」だとして、一審の裁判員裁判がくだした無期懲役の判決を破棄し、富山地裁に審理を差し戻しました。
(24日15:51)

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