玄関前で“刺殺”か 激しい“謎の火災”事件との関連は 宮城男性殺人事件(2023年4月19日)

玄関前で“刺殺”か 激しい“謎の火災”事件との関連は 宮城男性殺人事件(2023年4月19日)

玄関前で“刺殺”か 激しい“謎の火災”事件との関連は 宮城男性殺人事件(2023年4月19日)

 宮城県柴田町の住宅で男性が殺害された事件で、現場に残された血痕などから男性は、玄関先で殺害されたとみられることが分かりました。また、これまでに警察には男性に関わるトラブルなどの相談がなかったことも分かっています。

■玄関先で“刺殺”か トラブル報告なし

 宮城県柴田町の住宅。17日、会社員の村上隆一さん(54)が殺害された現場です。

 通報者:「すごく青白くて、真面目な人としか思わなかった」

 通報した人は遺体発見の朝、異変を感じていました。

 通報者:「玄関のドア(門)は開いたままの状態でした。それが不思議。ドア(門)はいつも施錠されているんですが、開いた状態なんで、車の脇を通って本人の前まで行って声を掛けた。玄関のガラスのドアは閉まった状態」

 当初、空き家と思われた住宅で遺体が見つかった事件。18日、殺人事件と断定されました。被害者の傷は腰の部分、背中に近いところを刃物で刺されていました。

 この殺人事件の謎は、2カ月前にさかのぼります。殺害された村上さん。2月に自宅が火災に遭っています。ただの火災ではないという証言もあります。

■「普通の火事じゃない」住民証言

 近隣住民:「普通の火事じゃないと皆さん言っていた。消防団員の人に『原因なんだろうね』と聞くと『ガソリンタンクの引火ではという結果が出た』と話を聞いた。現場どこかと回ったら、オレンジのガソリンタンクが玄関にあるから『あれかな』という話」

 動画を撮影した人もガソリンタンクを見ていました。

 撮影者:「『なぜ、火事になっているのに(ガソリンの)携行缶を新しい状態で外に置いているのか』と思った。ガソリンからなら、携行缶ごと燃えているなら真っ黒になっている。一般住宅でガソリンを家の中に置いたり、外に置くにしても『あれ?』と思う。『何に使うの?』みたいな」

 時系列はこうなります。火事が起きたのが2月末のこと。その後、自宅が全焼した村上さんが殺害された現場となる住宅に引っ越したのは3月の上旬のことです。

 近隣住民:「3台(車があったの)は確実」「(Q.引っ越してきた?)そうそう。物は少なかったはず。普通の乗用車で入れていたから。男の人、一生懸命(作業を)やっていた」

 殺害された経緯も徐々に分かってきました。亡くなる数十分から数時間前に親族と会っていたということです。死亡推定時刻は、17日の0時すぎから朝方までとのことです。不可解な点も残されています。村上さんは事件当日は休みの予定でした。自宅の玄関で発見された時には、会社に行く服を着ていたということです。

 通報した人:「ズボンと会社の作業服は間違いない」

 また、落ちていたスマートフォンは村上さんのものだったことも分かり、警察は通話履歴などを調べています。
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