“年金支給額減”「物価高で余裕ない」「残高4000円」…理由は“現役世代”の賃金減(2022年10月17日)

“年金支給額減”「物価高で余裕ない」「残高4000円」…理由は“現役世代”の賃金減(2022年10月17日)

“年金支給額減”「物価高で余裕ない」「残高4000円」…理由は“現役世代”の賃金減(2022年10月17日)

 物価が高騰するなか、年金支給額が去年に比べて減少しています。

■年金支給日にATM混雑「物価高に不安」

 14日、都内至る所のATMが、朝から高齢者で混雑しました。

 この日は2カ月に1度の年金支給日。この日を待ちわびていたという女性。

 83歳(年金6万5000円/月):「残高がね4000円しかなかった」「(Q.きのうまで?)うん。どうしようと思った」「(Q.住まいは?)都営住宅」

 家賃などの固定費の他に、特に金がかかるようになったのが生活費です。

 83歳:「生活に余裕はないよ、この物価高じゃあ。お父さんから頂いた1カ月の生活費で、あたし足らないもん。全部食費よ。全部食費」

 ひと月あたり、およそ10万円の支給を受けている女性も、最近の物価高に不安を感じていました。

 88歳(年金9万8000円/月):「電気料が一番大きいよね。この間、暑い盛りで4000円くらい、いつもより多かった。年金は下がるばっかりなのに、モノ(物価)が上がるっていうことは、やはり不安ですね。生活これからもしていかないとならないし」

■年金支給額が減少「食費は一日2000円」

 14日には、一時、1ドル=148円台をつけ、32年ぶりの円安水準を更新。円安・物価高に歯止めが掛からない一方で、今年度の年金支給額は前年度に比べ0.4%減額。国民年金を満額で受給する場合、昨年度より月額で259円下がることになります。

 減額の理由は、新型コロナによって保険料を納める現役世代の賃金が減ったためで、今年に入ってからの物価高は年金支給額に反映されていません。

 伊藤光明さん(77):「24万円ぐらい」「(Q.ひと月12万円?)そうそう、だから底の生活をしてる」

 ひと月あたり12万円の支給を受けている伊藤さん。この日は、スーパーで買い物を済ませてから帰宅。築77年の一軒家で一人暮らしを続けています。

 伊藤さんは早速、買ってきたワインを開けると、紅茶で割って、即席の「ワインティー」を楽しみます。

 伊藤さん:「あぁおいしい」「(Q.一番の生きがいですか?)うん、そうだね。今のところ。食費は一日2000円以下にしないとダメだな」「(Q.年金は月にどれくらい残る?)残らないよ。残らない。残ったアレなんてないよ」

 伊藤さんの現在の悩みは、老朽化が進んだ住宅。

 伊藤さん:「雨漏りがして困るから、大変だよ」

 雨漏りしだしたのは半年前から、生活に余裕ができれば直したいと話していました。

■現役世代の“負担増える”可能性

 年金生活者の節約意識も高まっています。このドラッグストアでは、年金支給日に合わせた「シニア割」を行っていて、60歳以上はお得に買い物や配送ができます。

 70代:「本当に10月1日からガーッと上がった気がして、まだ15日ですけど。毎日『すごい上がったな』と。きょうは、こちらの店が何が安いかを調べて。これにしようと決めて買いに来た」

 ツルハドラッグ上落合店・西尾亮平店長:「消耗品と言われるようなもの、食品や日用雑貨が売れております。介護用品とかも、よく売れる商品。特に偶数月の15日(年金支給日)は反響が大きいので、当店では1.5倍の売り上げとなっております」

 年金生活者の暮らしが逼迫(ひっぱく)するなか、現在、保険料を支払う現役世代の負担が、さらに増える可能性が浮上しています。

(「グッド!モーニング」2022年10月17日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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