“恐怖の1分間”クマ2頭が出現 道路で遭遇多発「バックは危険」 対策は?(2023年5月22日)
ヒグマの出現が相次ぐ北海道で今度は目の前に親子グマが現れ、車の中はパニックとなりました。
■クマ2頭が出現“恐怖の1分間”
一目散に駆けてくる親子とみられるクマ。クマは方向を変え、道路脇の斜面へ。安心しかけた次の瞬間でした。危険と隣り合わせのなか、ひたすらバックを続けます。およそ1分後、親子とみられるクマはやぶへと姿を消しました。
■道路で遭遇多発「バックは危険」
クマの前に止まり、そこからバックを続け、難を逃れた今回の行動。ところが、専門家は問題点を指摘しました。
動物研究家・パンク町田さん:「止まっちゃダメだな。止まったりすると、餌(えさ)をもらえると追い掛けて来る可能性がある。いつも通りのスピードでそのまま通り過ぎるのが一番良い」
■道路に要注意 そこにはクマの好物 対策は?
実は最近、こうした道路上のクマの目撃が相次いでいました。今、目撃が相次いでいる道路上をうろつくクマ。その理由とは…。
動物研究家・パンク町田さん:「道路際は整備されていて、日当たりが良い。今の季節は山菜がメインのメニューになる、クマたちの食事の。今、多いのはフキとか。道路を作るとフキの生えやすい環境が増え、その辺りに(クマが)出没しやすい」
■不明男性と“DNAの一致”確認
先週、北海道幌加内町の朱鞠内湖近くで見つかった
西川俊宏さんの遺体。クマの胃の内容物から西川さんのDNAが検出され、クマに襲われたことが特定されました。
■またクマ出現 学校近くに3頭
さらに22日午前6時半すぎ、札幌市で1頭の親グマと2頭の子グマが目撃されました。
住民:「目の前が山なので出てもおかしくはないが、実際出ると聞くと怖い」
現場近くでは、13日にもクマの足跡が見つかっていて、札幌市は同じ個体の可能性があるとみています。専門家は、これからの季節こそ注意が必要と警告します。
動物研究家・パンク町田さん:「暑さを避けるために、木陰の多い所とかに隠れ潜むが、その木陰として果実園の木陰で休んでいる例もある。必ずしも山の深くとは限らないので安心はできない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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