「洗い流そうにも問題が…」サニーレタス収穫最盛期に黄砂の不安(2023年4月14日)
関東周辺で14日の夕方ごろまで降る恐れのある黄砂。
■黄砂に不安 サニーレタス収穫の最盛期迎え
茨城県内の農園は目に見えない黄砂に不安が募ります。古河市の農園で収穫の最盛期を迎えているのがサラダなどで重宝されるサニーレタスです。
鈴木農園・鈴木弘晃さん:「これがレギュラーの規格。こっちがもっと大きい。高さもすごく出ている」
今年はレタスの成長が抜群。暖かい日が続いたことに加えて、雨もほどよく降ったからです。ただ、農家は不安を感じていました。
鈴木農園・鈴木弘晃さん:「泥だと思うが(黄砂か)分からない。今、収穫している場所は他と比べると少し付着が多い…」
何しろ、黄砂は花粉の7分の1ほど。肉眼での確認は困難です。
鈴木農園・鈴木弘晃さん:「僕も気のせいかもしれないけど、目が…違和感。作業していて感じた」
レタスを丸ごと洗い流そうにも問題が…。
鈴木農園・鈴木弘晃さん:「水で濡れた部分から傷みが出る。出荷先で傷みが出ているとクレームにつながる。全体を洗う作業ができないので(黄砂が)見えないのは怖い」
農家は当面の間、目に見える汚れを霧吹きで落とすなどの対応を取って出荷する方針です。
■太陽光パネルも メンテナンス業者に依頼殺到
黄砂の影響は他にも…。無数に並べられた太陽光パネルです。メンテナンス業者に依頼が殺到していました。
グリーンワーク・前野知樹社長:「(黄砂が飛来して)問い合わせは通常の倍以上。『黄砂で通常より20から30%発電量がダウンしている。即座に対応してほしい』とオファーを受けている」
黄砂が付着したパネルを通常のパネルと比べると、確かに太陽光が通りずらそうです。清掃作業も慎重です。
グリーンワーク・前野知樹社長:「(パネルを)傷付けると(発電効率に)悪影響を及ぼす可能性があるので、多めの水で優しく回しながら汚れを落としていく」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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